四天王寺大学地域連携・研究推進センター みらい科学教育推進室は、11月3日(月・祝)に本学大学祭と同時開催で講演会「気象台の取組をとおして考える災害への備えと災害看護」を開催しました。


気象庁と聞けば、まず一番には天気予報を思い浮かべるかと思います。その他に気象警報、地震・津波及び火山などの防災情報の提供も気象庁の仕事です。第1部では、気象庁奈良地方気象台 観測予報管理官の山本陽子氏を講師としてお招きし、気象庁が行っている仕事について、あまり知られていない面も織り交ぜてお話しいただきました。


第2部では、本学看護学部の亀井 縁教授を講師として、気象庁が発信する警報や予報をどう読み取り、災害時に自分や家族の命を守る行動につなげるかを、災害看護の視点から高齢者や子どもなど要配慮者への支援や、地域での情報共有の工夫についても触れてお話しいただき、身近な天気予報を防災に役立て、避難のタイミングや準備を考えるとともに、日常生活に活かせる科学的な知恵を参加者と一緒に考えました。


・普段聞くことが出来ない専門的な知識や知見を教えてもらうことができた。
・いつもニュース等で見る気象データがどのように発信されているのかを知ることができた。
・知ることから避難行動へ移るタイミングが少しわかった。
・自治会における防災手順の設定に役立った。
・天気予報は身を守る道具という言葉は、意識しておきたい。「キキクル(危険度分布)」を良く見るようにする。
質疑・応答でも参加者よりたくさんのご質問をいただき、有意義な講演会となりました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。