四天王寺大学地域連携・研究推進センター みらい科学教育推進室は、10月26日(日)に神戸市立青少年科学館にて「ちょっと先の未来と進路を考える科学教室」として、小中学生を対象とした3つの実験教室を同時開催しました。
空に輝く太陽、夜を照らす月や星々。そんな自然な光に加えて、私たちは、家々の明かり、町のイルミネーション、テレビ、スマホなど、光あふれる暮らしを作りだしてきました。今回の講座で光る物質を作って発光の不思議と感動に出会ってもらいました。


電池は、2つの電極と電解液の化学反応によって電気をつくり出し、音を出したり、車を動かしたりすることができます。電池の歴史をふりかえりながら、身近な材料を使って自分たちで電池を作り、実験しました。


ふだん私たちが食べている「野菜」は、長い年月をかけて改良されてきた植物の一種でもあります。ブロッコリーの可食部の観察を通して、植物としての野菜のからだのつくりを観察しました。


①~③の実験教室終了後、合同でカフェミーティングを行いました。最初にみらい科学教育推進室の佐藤室長より挨拶の後、本学教育学科4年生の鈴木夢稀さんによる将来の夢のプレゼンテーション、3つのグループに分かれて講師とアシスタント学生が参加者の子どもたちとの交流会を行いました。





アシスタントとして参加した学生からは、次のような感想が寄せられました。
・活動を振り返って感じたことは、私が思っているよりも子供はしっかりと自分の夢を抱いているのだと感じた。未来について考える機会というのは、学校の活動以外では子供にとってない機会だと思うので、このような場で色々な人と触れ合いながら考える時間を過ごせたことは子供にとっても、私にとってもすごく学びがあった。子供たちには、これから色々なことがあると思うが、今持っている夢を諦めずに世界に羽ばたいて行ける人材になって欲しいなと強く願っている。大事な時間を過ごせた良い機会であった。
・実験講座では、「備長炭電池でミニカーを走らせる」と「ダニエル電池」を行いました。ミニカーのタイヤが回転したとき、子どもたちは驚きつつも喜んでいました。私は、ミニカーを走らせて楽しんでいる子どもたちの姿を見て、本当に嬉しかったです。交流会では、子どもたちが「将来の夢について」をワクワクしながら語っていて、素晴らしかったです。
・私は「光物質を作ろう」と将来の夢についてのファシリテーターをした。まず光物質を作ろうでは, 子供たちが一生懸命電子天秤を使って計っていたり,ブラックライトを使って光っているか何度も確認している姿が印象的であり,自分自身嬉しく思った。ファシリテーターについては、子供たちが自分の言葉で「こんな夢があるよ」と教えてくれ,自分自身もう一度夢について見つめ直すことができた。
四天王寺大学みらい科学教育推進室では、科学技術に対する興味関心や理解の向上を図る取組を推進しています。次回は、12月21日(日)に大阪市立科学館(大阪市北区中之島)で中高生が会場の子どもたちに実験・工作を工夫して教え、伝える工夫などを学びあう企画として「学びあうサイエンスキッズ広場」を開催いたします。