「校長の仕事はこれ」と明確には決まっていませんが、一番重要な役割は決断を下すこと。その判断を間違わないように、日々情報収集に努めています。たとえば、先生方の様子を把握し、安心して教育活動を行えるような環境をつくること。先生方には「こういうふうにしてみたらいいんじゃないかな」といったアドバイスはしても、否定的なことは言わないようにしています。また、アドバイスをするからには、自分自身も子どもたちのことをしっかり観察する必要がある。だからこそ、私は毎朝一番に学校に来て、登校してきた児童と挨拶を交わすことを日課にしているんです。そこで、少しでも普段と様子が異なる子がいれば、担任に共有します。
教頭を務めていた頃は、校長に保護者や児童への対応をさせないように意識していました。教頭をしていた9年間で、校長に対応をお願いしたのはたった一度きり。校長は最後の砦だと考えていたんです。ところが、校長になった今はつい率先して前に出てしまう。校長になったからといって私自身は大きく変わっていないのかもしれません。今でも担任に負けないぐらい児童と近い距離でいたいと思っているんです。
そして、児童はもちろん、学校に関わるすべての人が笑顔で、明るく、楽しく、元気よく過ごせるようにしていきたい。それが、私の目標です。




















