Special Interview 02

今を一生懸命
生きる子どもたちに
「学校っていいな」
感じてほしい。

西宮市立北夙川小学校 教諭

福田 将大

2016年3月卒業

小学校教諭をめざしていた高校時代、野球部の先輩から聞く大学生活に憧れ、先輩と同じ四天王寺大学 教育学部 教育学科に入学。卒業後、神奈川県の小学校に4年間勤めた後、兵庫県へUターン。西宮市立北夙川小学校に赴任し、現在6年目。教員生活10年を迎えた今年は、4年生のクラス担任を務めている。プライベートでは第二子が誕生し、仕事と子育ての両立にも奮闘中。

Chapter 01

仲間や先生に
支えられて教師の道へ。

野球部を引退した高校3年生の夏休み、初めて真剣に進路を考えたんです。仕事につながる大学に行きたいと思っていて、「じゃあどんな仕事があるだろう?」と想像したときに興味をもったのが教師でした。私自身が友達ありきの人生を歩んできたので、今の子どもたちにも一生自慢できるような友達をつくってほしいと思ったこと、そして毎日さまざまなことが起こる教師という仕事が楽しそうに思えたことが理由です。四天王寺大学の教育学部に進学した野球部の先輩から話を聞く中で、楽しそうな大学生活を送れそうだなと感じて、同じ大学に進学することにしました。

大学では学生運営委員会に入り、他学部の友人とのつながりもできました。四天王寺大学では、教員採用試験に向けて都道府県ごとに「◯◯会」という自主勉強会のグループが毎年発足するんですよ。たとえば、私が入っていたのは大阪府の教員採用試験を受ける人たちが集まった「大阪府会」。みんなで集まって勉強や面接の練習をしたのも良い思い出です。他に神奈川県の教員採用試験も学内推薦をいただいて受験したのですが、その際には先生に小論文の書き方や面接対策などを手厚くサポートしていただき、今も感謝しています。

Chapter 02

「想いは届く」と教えてくれた
6年生からのメッセージ。

大学卒業後は神奈川県で教師生活がスタートしましたが、大学の同級生でもある現在の妻が関西で仕事をしていたこともあり、いずれは関西に戻りたいと考えていました。毎年、教員採用試験を受け、ようやく兵庫県での採用が決まったのが4年目の頃。その年、神奈川県で初めて6年生の担任をしていて、卒業式まで残り何日とカウントダウンしていた矢先に新型コロナウイルス感染症の影響で全国一斉休校に。結局、関西に引っ越すことを子どもたちに直接言えないまま、神奈川を離れることになってしまいました。そのときの6年生からもらったメッセージは今でも大切に保管してあります。トラブルの多い学年でしたが、「人として大事にしてほしいこと」が伝わっていたとわかり、嬉しかったですね。当時の児童の中には年賀状のやりとりをしている子もいて、卒業後の成長を知れるのが毎年の楽しみになっています。子どもたちの頑張りに出会えるのは教師の醍醐味ですね。

今は兵庫県西宮市の小学校で4年生の担任をしています。4年生は自分の意思や主張がはっきりしてくる年齢。気の合う友達とグループができ、少人数で過ごすことも増えていきます。多感な時期だからこそ、子ども扱いせずに丁寧な言葉で接することや子どもの話を最後まで聞くことを大切にしています。

Chapter 03

子どもの前では役者になり、
周囲の人には素直に頼る。

1年目の頃の自分と10年目の今の自分で、大きく変わったのは感情を出せるようになったこと。1年目の教師には、授業や学級運営に関する指導や助言をしてくれる拠点校指導員という専門の教師がつきます。私を担当してくださった先生がすごく良い方で、言葉でのアドバイスだけでなく、授業方法や教室の掲示物の貼り方などを実践して見せてくれました。その先生から、あるとき「教師は役者。喜んでいなくても嬉しい顔をする。怒っていなくても怒っている顔をする。もっと感情を出した方がいいよ」と言われたんです。その言葉をきっかけに意識的に感情を表に出すようになりました。

教師に向いている人はどんな人なのか考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが「人に頼れる人」。実は私も過去に教師の難しさを痛感し、心が折れそうになった時期があったんです。そんなときに助けてくれたのが周囲の先生方でした。「助けて」や「お願い」と言えたからこそ、しんどい時期も乗り越えられたと思っています。今は肩の力が抜け、ただただ目の前の子どもたちが過ごしやすい環境をつくることに注力しています。これからも、今を一生懸命生きている子どもたちが楽しいと思える学校をつくっていきたいですね。

※インタビューの内容・所属は取材当時のものです。

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