学生が教育研究活動の成果を発表「プレゼンテーションコンテスト」開催

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本学では、ゼミや授業をはじめとした教育研究活動に加え、地域連携の取り組み、クラブ・サークル活動、ボランティア活動、留学など、学内外で学生が発見した課題に対する探究と解決の成果を発表する「プレゼンテーションコンテスト」を毎年開催しています。

冬学期終了後の恒例行事となっている同コンテストは、今年は1月21日(水)に実施しました。学生たちは日頃の学びや実践活動を基に、多様な視点から課題解決のプロセスを発表し、会場では参加者の熱意あふれる発表が繰り広げ、今回はその内容をダイジェストで紹介します。

はじめに

開会にあたり、須原学長が挨拶を行い、学生たちにエールを送りました。学長は、「日々の学生生活を通じて取り組んだ学修を通して、知識・技能の定着とプレゼンテーション能力アップに向けた取り組みになります。このコンテストでの経験は、自身の成長につながり、本学を卒業して社会にでた後も生かせます。多様なテーマで応募いただいた中から選ばれた8チームの発表を楽しみにしています。」と述べ、学生たちの背中を力強く押しました。

プレゼンテーションコンテストの司会進行やタイムキーパーなどの運営は学生が行っています。

出場チーム

多数の応募の中から書類選考を通過した8チーム・29名が本選に進み、1年間の学びの成果を発表。内容は、『理科の化学実験と探究活動を複合した学びの支援』や、『奈良県の特産品を学べるパズル教材を3Dプリンターで製作し、教育現場で活用した取り組み』など、多岐にわたりました。

学生たちは、活動を通して得た知見や直面した課題・指導現場での反応などを具体的に紹介。自身の学修プロセスを振り返りながら、その成果と今後への展望を示しました。

チーム「パンくんのベトナム」/発表タイトル『私がバインミー屋さんになるまで −最強ベトナムストリートフードの魅力−』/留学
チーム「Mosaicopenia」/発表タイトル『健康で居続けるための食事について』/看護学部 看護学科
チーム「七変化ラボ」/発表タイトル『生徒の学びと社会の課題の化学反応』/教育学部 教育学科
チーム「間辺ゼミ」、発表タイトル『3Dプリンターパズルの可能性』/教育学部 教育学科
チーム「ロコモティブシンドローム」/発表タイトル『地域高齢者へ筋力アップの健康教育実施について』/看護学部 看護学科
チーム「パッションチーム」/発表タイトル『基礎代謝量増量に向けた食事について』/教育学部 教育学科
チーム「ベビー&キッズアート」/発表タイトル『保育現場で子どもたちとかかわったからこそ学べたこと ー 絵の具あそびで子どものアート力発見!!ー』/短期大学部 保育科
チーム「TGY」/発表タイトル『「ありがとう」が言えるようになった日。』/教育学部 教育学科

審査員は、須原学長をはじめ、矢羽野文学部長、石田社会学部長、松本教育学部長、原田経営学部長、山崎看護学部長、原短期大学部長の計7名が務めました。各チームのプレゼンテーション後には質疑応答が活発に行われ、鋭い指摘や改善点に関する助言が寄せられた一方、学生の努力を称える温かい言葉もかけられました。

結果発表

学長奨励賞に「パンくんのベトナム」

学長奨励賞には、経営学部のベトナムアントレプレナーシップ研修に参加したチーム「パンくんのベトナム」が選ばれました。同チームは、研修先のダナン市でビジネス体験を通じて異文化理解を深める中、ベトナムのソウルフード「バインミー」との運命的な出会いをきっかけに、帰国後の活動へとつながりました。

日本のおにぎりのように親しまれているベトナムのソウルフード“バインミー”。「“バインミー”の魅力を多くの人に伝えたい」との思いから、学生たちは学内外イベントでバインミー販売に挑戦。味や価格設定、サイドメニュー、店の雰囲気づくりなどを把握するため、約20店舗を調査しました。

その後、計3回のイベントに出店し、累計450個を販売。いずれも完売となったが、第1・2回はレンタルキッチンカー費用の影響で赤字になりました。しかし、第3回は藤井寺一番街商店街のレンタルスペースを活用することでコストを抑え、黒字化に成功しました。

今後は、学外団体にはなりますが奨学金を受け、2月末から1か月間、現地での「ベトナムストリートフード研究」を計画。独自の視点によるバインミーに関する調査から実践・改善に加え、そのチャレンジ精神と起業家精神が高く評価されました。

最優秀賞に「ベビー&キッズアート」

短期大学部保育科のチーム「ベビー&キッズアート」は、保育科独自科目「保育探究演習」で取り組んだ造形アート分野の学びと実践について発表。造形アート分野の学びとは、手先を器用に使って造形する活動を通じ、子どもの想いや表現力を引き出す声掛けなど、発達理解を深めることを目的としています。学生は、グループごとに保育現場で子どもが主体的に取り組める活動を計画・準備しました。

チームが発表した内容は、2歳児クラスで実践した絵の具遊び。子どもたちに“非日常の体験”を提供したいとの思いから考えたもので、絵の具の感触や色の変化・広がりを感じながら、のびのびと描くことの楽しさを体験してもらう狙いがありました。筆やパレットのは扱い難しい2歳児に合わせ、スポンジや乳酸菌飲料の容器、ペットボトルなどを組み合わせた独自の「絵の具遊びセット」を制作しました。

学生も子どもたちとともに活動を体験する中で、子どもならではの表現に気づきます。学生たちは“きれいに描く”ことを意識する一方、子どもたちは思うがままに色を重ね、自由に描くことそのものを楽しみ、思いがけず生まれた色や形からさまざまなイメージを広げていました。用意した絵の具遊びセットの使い方もさまざま、多様な使われ方が見られました。

この取り組みを通して、学生たちが子どもたち一人ひとりの個性やこだわりを発見し、保育者としての役割や援助のあり方を学びました。子どもたちの自由な発想に寄り添いながら気づきを得ていく過程の探究が高く評価されました。

最後に

コンテストはどのチームも僅差の勝負となり、審査員からは「甲乙つけがたい内容だった」との講評が寄せられました。本選に進めなかったチームの取り組みも含め、学生たちが今回の経験を糧に、学生たちが更なる挑戦へ踏み出すことが期待しています。

WRITER
わわわ編集部
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