Shitennoji University

四天王寺大学では、大阪府や奈良県、和歌山県の高校と高大連携協定を結んでいます。これにより、高校生の皆さんには大学の学びに触れる機会を提供することができ、また、本学学生たちにとっては大学での学びを実践できる場となる、有意義な活動の数々が実現しています。
連携協定校である大阪府立大塚高等学校(以下、大塚高校)の2年生と社会学部 社会学科は、1年間に渡って「地域課題探究」プロジェクトに取り組みます。今回は、本学で2026年6月19日(金)に実施した講義の模様をお届けします!

今回取り組むのは、大塚高校の地元・松原市を舞台にした「地域課題探究」です。1学期にフィールドワークを通じて興味・関心を持ったことを探究テーマに決定。2学期は興味・関心を深掘りし、実地調査のために再び松原市へ。3学期は1年間の集大成として、探究テーマに沿ったプレゼンテーション発表を行います。本学との学びを高校での「総合探究の時間」に活かす、本格的なプログラムになっています。
講義は社会学部社会学科の津崎克彦准教授が講師を務め、「探究の方法とプレゼンテーションのポイント」についてレクチャー。「調べ学習」で終わらないために最も大切なこと。それは、リサーチクエスチョン=「問い」を立てることです。津崎先生は、自身が行った大阪市生野区桃谷の商店街調査を例に、調査手法の1つを紹介。

一定の範囲を動きながら周囲の状況や人々の活動を観察する 「ルートセンサス法」で、街の様子を観察。
特定の場所で静止しながら周囲の状況や人々の活動を観察する「定点観測法」で、例えば店内で食事をしながら観察。
質問と回答のやり取りを行う「インタビュー法」で、リアルな声を集める。
多国籍な店が並ぶ桃谷の活気と、そこに住む方々の切実な思い。調査から導き出された「なぜ日本で国際化が進むのか?」という仮説に、生徒のみなさんも興味津々で耳を傾けていました。

講義の後半では、自分たちのリサーチクエスチョンを作るワークを行いました。例えば、松原市を通る「竹内街道」。「2017年に日本遺産に登録されたんだね」で終わるのではなく、「なぜ、昔からあった道なのに、最近になって『日本最古の道』として特別扱いされるようになったんだろう?」という「なぜ」を考えます。

この「ひっかかり」や「違和感」こそが、良い探究の種になります。生徒のみなさんは、5W1Hを意識しながら、これから1年かけて追いかける自分だけの「問い」を考え抜きました。
最後に、津崎先生から3学期の発表に向けた大切なアドバイスがありました。 良い発表の3条件、それは「正しさ」「面白さ」、そして対象者に迷惑をかけない「調査倫理の遵守」です。情報収集のための資料調査やフィールドワーク、データ整理や分析を繰り返し、より「正しく」「面白い」結論を目指すプロセスそのものが、大学での学びに直結しています。

今回、参加した大塚高校2年生のみなさんは、自分たちで設定した探究テーマに沿って調査を実施していきます。 松原市のどんな課題が見つかるのか、どんな面白い「答え」が飛び出すのか。四天王寺大学は、1年間全力で伴走していきます!
授業開始前にはCOCODININGでランチ!
授業後にはキャンパスツアーで1日大学生を満喫していただきました♪


