【企画展示】純文学の現在地展



2015年に『火花』(又吉直樹著)が芥川賞を受賞したことで一躍注目を浴びるようになり、ベストセラーも多数生まれている「純文学」。本学図書館でも『火花』『コンビニ人間』(村田沙耶香著)などはすでに50回以上の貸出回数を誇ります。

秋の夜長に、新進気鋭の作家陣の純文学作品などいかがでしょうか?

「純文学の現在地」展では、群像新人文学賞・すばる文学賞等純文学の新人賞受賞作を展示しております。この中から次の芥川賞作家が生まれるかもしれません。

1作をピックアップして紹介。

 

『コンジュジ』

    木崎みつ子 

          集英社

  第44回(2020年)すばる文学賞受賞作。 

  タイトルの「コンジュジ」はポルトガル語で「配偶者」という意味。

  

辛い現実を生きる小学生・せれなはある日恋に落ちた。彼の名はトーマス・リアン・ノートン、ミュージシャン。すでに世を去った彼はしかし、せれなの恋人・生きるよすがになった。現実と空想のあわいを漂う物語。

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