【企画展示】純文学の現在地展 2021年10月1日 2015年に『火花』(又吉直樹著)が芥川賞を受賞したことで一躍注目を浴びるようになり、ベストセラーも多数生まれている「純文学」。本学図書館でも『火花』『コンビニ人間』(村田沙耶香著)などはすでに50回以上の貸出回数を誇ります。 秋の夜長に、新進気鋭の作家陣の純文学作品などいかがでしょうか? 「純文学の現在地」展では、群像新人文学賞・すばる文学賞等純文学の新人賞受賞作を展示しております。この中から次の芥川賞作家が生まれるかもしれません。 1作をピックアップして紹介。 『コンジュジ』 木崎みつ子 集英社 第44回(2020年)すばる文学賞受賞作。 タイトルの「コンジュジ」はポルトガル語で「配偶者」という意味。 辛い現実を生きる小学生・せれなはある日恋に落ちた。彼の名はトーマス・リアン・ノートン、ミュージシャン。すでに世を去った彼はしかし、せれなの恋人・生きるよすがになった。現実と空想のあわいを漂う物語。 « 前の記事 次の記事 »