「にょんにょん」は、カンボジアの公用語であるクメール語で「笑顔」を意味する「ニョニョム」からきているもの。このクラブ名のとおり、カンボジアの子どもたちを笑顔にするための国際協力活動を行っています。現在の部員は8人で、週に1回のミーティング、月に2回の募金活動などに取り組んでいます。また、「Creema」というハンドメイドマーケットプレイスでカンボジアのスラム街に住む方達が作られたミサンガを販売し、カンボジアの人達を支援しています。そして、年に1~2回は「スタディツアー」と称して実際にカンボジアにいき、自分たちの目で現地の実情を学んだり、他の支援団体と合同イベントを開催したりしています。


長く続いた内戦の影響で、カンボジアにはまだまだ多くの家庭が貧困にあえいでいます。子どもたちの犯罪率も高く、刑務所が足りていないという現状もあります。そんな子どもたちをどうにか支援できないかと考えて、クラブの先輩方が掲げた目標が図書館建設でした。これは、子どものころの読書量と犯罪率は反比例するというとあるデータからヒントを得たものだそうです。地道に募金活動を続けて3年、建設するために必要な費用の130万円を集めて、ついに実現することができました。達成できたときは、学生でもやればできるんだなと感動しました。


図書館が完成した今は、書籍を充実させるための活動を続けています。寄贈した書籍は、クメール語のものを中心に300~400冊ほど。文字に慣れ親しんでいない子どもたちを来館させるために、DVDとプレーヤーも贈ったりして、図書館資料の充実を図っています。スタディツアーで現地に行ったときには、図書館に子どもたちが集まっているのを見られて、とても嬉しかったですね。「にょんにょん」の活動で、現地の子どもたちが少しでも勉強に興味を持ってくれることを願っています。



- 活動内容紹介
- 週1回のミーティング、月に2回程度、募金活動を行います。年に1回ないし2回、カンボジアにスタディツアーに行きます。
- 活動場所(2021年度)
- ミーティング:4-406教室
募金活動:JR天王寺駅前
- 活動日
- 【ミーティング】
水曜5限後18:15~20:00
【募金活動】
第四日曜 13:00~16:00
- 部長(2021年度)
- 中川 夕希名
- 目標
- カンボジアの子どもたちの教育支援を第一に考え、これからも図書館を通して、「共育を通した『心からの笑顔』」の理念を軸とし、カンボジアの子どもたちと私たちにょんにょんがお互いに成長していけるような活動を行う。