平成24年設立、創部6年目のIBUクリケットクラブ。
部員数は17人、マネージャーは2人で、目標はズバリ「大学日本一」です。頂点をめざしているからこそ、大切にしているのが日々の練習。週に2回、放課後の約3時間を使って、投球やノック、キャッチなどの基礎メニューをみっちり行っています。また、春や夏休み期間はグラウンドを広く使えるので、本番さながらの練習試合を行い、実戦感覚と試合を戦い切るスタミナを培っています。一人ひとりがライバル意識をもちながらも楽しみながら取り組んでいることが、本クラブの特長。先輩と後輩の距離も近く、練習や試合が終わってからみんなで食事に行ったり、プライベートで遊んだりするほど仲良しです。現在のメンバーの半数以上は入部時点で初心者。入部のきっかけは「子供の頃から野球をやってきたので、違う球技でその経験を生かしたいと思った」「新入生歓迎会で誘われて練習に参加してみたら楽しかった」と様々ですが、全員が全力で練習に臨み、着実に成長しています。


日本では知名度の低いクリケット。実は世界的に見るとサッカーの次に競技人口の多いスポーツで、トップ選手の年収は30億を超えます。1チーム11人、2チームの対戦形式で、攻撃側と守備側に分かれて試合を実施。ボウラー(投手)がボールをウィケット(フィールドにある3本の杭)に向けて投げ、バッツマン(打者)が打って得点を取ります。他にもボウラーの球を受けるウィケットキーパー(捕手)、バッツマンの打球を取るフィールダー(守備)など様々なポジションがあり、チームとしての連携が不可欠です。10アウトで攻守交代し、規定イニング終了時点で得点が多いチームが勝利。試合時間は大学だと約3時間、プロになると丸1日と長丁場の戦いになります。「投げる」「打つ」「走る」「守る」といった動きがプレーの基本となっており、野球の原型ともいわれるクリケット。ただ、ボウラーがワンバウンドで球を投げたり、打ったボールが後ろに飛んでもゲームを継続したりと、クリケット独自のルールもたくさんあります。


関西の大学でクリケット部があるのは、わずか5校(2017年4月時点)。そのうちのひとつがIBUクリケットクラブです。すぐに入部を決めなくても、「クリケットを一度やってみたい」といった気軽な体験入部も大歓迎。先輩が丁寧に指導するので初心者でも安心して楽しめます。また、部員たちはみんなフレンドリーで、他大学と合同で練習をする機会もいっぱいあるため、友達づくりにもぴったりです。クリケットの魅力は、メンバー一人ひとりのチカラが試合の命運を握り、誰もが主役になるチャンスがあること。

大学の試合だと、120点前後の戦いになりますが、試合によっては一人で50点を上げる選手もいます。もちろん、チーム内の連携も大切。仲間とともに力を合わせて勝利を得たときの達成感は格別です。IBUクリケットクラブは実力者ぞろいで、2016年には関西の大学で初めて大学日本一を決める大会「チャンピオンズウィケッド」に出場し、準優勝しました。入部一年目で全国大会に出場できるチャンスも十分にあります。


全国トップレベルの実力を誇るIBUクリケットクラブ。毎年、このクラブから日本代表チームに数名選出されています。2016年には1年生(当時)の山下君と脇田君が日本代表チームのメンバーとして「男子東アジアカップ」に出場。2人ともチームの準優勝に貢献し、脇田君はベストボーラー賞を受賞しました。この2人は2016年に行われた「クリケット・ワールドカップ」にも出場し、大活躍しました。「ワールドカップで50イニングの試合を初めて体験し、メンタルが強くなった」と語るのは、高校2年生の頃に日本代表に選ばれ、現在はIBUクリケットクラブのエースとして活躍する脇田君。彼の投げる剛速球は全国一と評判です。高校時代から脇田君と同じクリケット部に所属し、大学入学後に日本代表チームの一員になった山下君は「パワーでは外国人に勝てないけれど、守備の甘さを突けば勝てるチャンスがある」と、世界で戦った感想を語ってくれました。この2名をチームの柱に、今年こそ大学日本一を奪取します。

▲ 脇田君

▲ 山下君
▲ クリケットに使用する道具
- 活動内容紹介
- 週に2回、火曜日と木曜日に練習しています。部員の半数が初心者なので、気軽に体験に来てください。
- 活動場所
- 第1グラウンド
- 活動日
- 火曜日、木曜日の4限後
- 加盟団体
- JCA(Japan Cricket Association)、
近畿クリケット協会
- 部長(2020年度)
- 小林 慶典
- これまでの実績(成績)
- 2016年 全国2位
2015年 全国3位
- 目標
- 関西勢初の日本一!!
- 2017年度の活動予定(大会やイベントなど)
- 4月30日(日) 新入生歓迎会(BBQ)
以下は、関西リーグの開催予定
5月14日(日)、21日(日)
6月11日(日)、18日(日)、25日(日)
7月2日(日)、9日(日)、16日(日)
8月9日(水)、10日(木)