お知らせ

人文社会学部 日本学科

日本語教員養成プログラムでの学び —— 先輩日本語教師との交流

「国語」という科目は、日本語を母語とする皆さんは、全員学んできたことと思います。しかし、「日本語」という科目はどうでしょうか。

日本学科では、日本語を母語としない人に日本語を教える日本語教員を養成するプログラムを実施しています

「日本語教育」という学問分野は、大学から学ぶ分野です。そのため、日本語教育の現場がどのようなものか、どうやって日本語を教えるのか、なかなかイメージができないかもしれません。「国語」と一緒なの? 日本語教師と国語教師は何が違うの? どこで働いているの? 英語が話せないとだめなの? どうやって教えるの? などの質問が「日本語教育」という言葉を初めて聞いた人には浮かぶのではないかと思います。

このような疑問を解決するために、日本語教員養成プログラムでは、実際に日本語教師として日本語教育現場で活躍している方たちをお招きして講演してもらう機会を複数回設けています

令和2年度の夏学期は 2名、冬学期は 1名の外部講師の方をお招きしました。ここでは、夏学期の「日本語教育学概論Ⅰ」での講演を紹介したいと思います。本学の卒業生で大阪市内の日本語学校で働いているUさんにお話をいただきました。ちょうどコロナ禍で遠隔授業でしたので、オンラインでの実施となりました。

 

Uさんの大学生時代の思い出とともにどのように日本語教師として海外で職を得たのか、海外での日本語教育事情、日本国内の日本語学校の仕事内容とともに日本語教育現場で学習者から投げかけられた質問などのお話がありました。もちろん、「国語教師」と「日本語教師」の違いは何か、という問いに対する答えもしっかりとお話に盛り込まれていました。

受講生の質問はチャットで受け付けることにしたのですが、質問が多く時間が足りなくなってしまいました。

学生からのコメントの一部をこちらにあげます。

海外での日本語教育と日本の日本語学校における日本語教育の違いなどわかりやすかったです。また、常勤と非常勤での待遇の違いなども詳しく知れて良かったです。やはり、日本人であれば簡単に日本語を教えられるということは間違いであると再度認識しました

かなり踏み込んだお話や、日本語教師に必要なことなどを沢山聞かせていただくことが出来ました。このような経験はなかなかできるものではないので、とても貴重な経験になりました。ありがとうございます。

とても良い勉強になりました。日本語教師の内容や国語教師との違いなど、今まで知らなかったことを沢山知れました。大変な事も多いと思いますが、充実感のある仕事だと感じました。他文化に触れることで、自分の価値観や考え方などが、思いもしなかった事を知ることで、多様性を生み出す素晴らしい職場だと思いました

受講生からのコメントから、ぼんやりとしていた「日本語教師」という職業が明確になったことが窺えました。授業においても、「日本語教師」については説明をしているのですが、実際に現場に立っている人から話を聞くとより理解が深まったように思いました。実際に「先輩」が日本語教師をして活躍している姿を見て、受講生は自身の可能性を感じたことでしょう。また、多文化と触れ合うことが人生経験を豊かにすることを感じてもらえたのではないでしょうか。U先生、ありがとうございました。

新型コロナウィルスの影響で、「日本」と「世界」が少し遠のいたような気がしますが、そんなことはありません。技術の革新に伴い、様々な形で「日本」と「世界」の距離は狭まっています。在学中、「世界」に飛び出す勇気を持った学生が生まれることを期待しています。

このように日本学科では、日本語教員になるために必要な学びを、インターンシップなども含めた様々な形で展開しています。今週末のプレンエントランスガイダンスでは、そうした日本学科での学びについて、高校生の皆さんが新しい知識を得られるよう、そして,体験できるよう様々な機会を用意しています。

一緒に、「日本」の知識を持って、「世界」に飛び出してみませんか 。  

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