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人文社会学部 日本学科

森嶋ゼミ 2019年度の「古市」巡検

昨年度に実施された企画についての記事になります。しかし、今後も日本学科にて継続されるだろう重要な活動なので、ここでご紹介しておきます。

2019年7月、大学のある羽曳野市に位置する古市古墳群の世界文化遺産登録が決定されました! 観光学の勉強をする森嶋ゼミでは、世界文化遺産登録によってこうした古墳にどのように変化が見られたか、皆で見に行くことにしました。フィールドワーク(地理学では「巡検」といいます)は 2019年11月9日(土)に行われました。今回、森嶋ゼミでは、ゼミ生が分担して巡検の目的地について調べ、現地で発表することとしました。

古市駅を出て、まず古墳の上に作られた白鳥神社に行きます。さらに歩くと、蓑の辻と呼ばれる場所に着きます。辻とは現代の言葉で交差点のことです。ここ蓑の辻は古代より竹内街道と東高野街道の交わる交通の要衝として発展し、市が立ち並んでいました。古市の地名はこれが由来となっています。蓑の辻のすぐ脇には銀屋跡が広場として残っています。これは江戸時代の両替商跡で、江戸時代までこの地が交通拠点として栄えていたことがわかります。

銀屋跡を抜け、しばらく東高野街道を北上します。車で走りにくい広さの道幅やクランクが旧街道の雰囲気を醸し出します。

しばらく行くと誉田八幡宮に到着します。早速、調べてきたゼミ生に解説してもらいます。誉田八幡宮は古市古墳群の中で最大の誉田御廟山古墳の足元に位置し、古墳に埋葬されるとされる応神天皇を祭神としてきたところです。

実際に古墳の周囲を歩き回り、古墳の巨大さを実感します。

誉田白鳥埴輪製作遺跡、墓山古墳、旧石器時代のアトリエといわれる翠鳥園遺跡を見学し、最後にヤマトタケルノミコトの墓であると伝えられる白鳥陵を遠望したところで駅に戻りました。

後日、巡検の結果を踏まえ、12月3日のゼミコンテンストにて成果を発表しました。

この内容をさらにブラッシュアップし、2020年2月23日の学内シンポジウムで発表する予定でしたが、新型コロナウイルス対策によりシンポジウム自体が中止となってしまいました。残念です。

しかしながら、ゼミ生たちにとって、自ら通学する大学の立地とその由来についての理解が深まったことでしょう。

 

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