お知らせ

教育学部 教育学科 小学校教育コース

小・幼コース2年生で外部講師を招き、「多文化共生を考える」授業が行われました

 大学では高等学校までの勉強を「大学での学び」につなげるための初年次教育が行われます。
しかし大抵の場合、期間は1年間であり、内容も大学での学びの方法が中心です。

 四天王寺大学教育学科では1年次に初年次教育科目の「大学基礎演習」を学び、それに続いて2年次には、教育の在り方や子どもたちへの関わり方について、学校園での取り組みだけでなく広い視野・視点から学び、考える「教育基礎演習」という授業があります。

 この授業では一つのテーマにつき、

事前学習 → 外部講師による講義 → 学習の成果を発表・表現する


の3時間構成で展開しています。

 6月6日(木)に行われた「多文化共生を考える」をテーマとした授業では、小学校や地域で多文化共生に長年取り組んでこられた大阪市立東都島小学校の山﨑一人校長先生から「多文化共生の学校へ街へ~『ちがい』があふれる学校現場から~」と題して講義をしていただきました。

 講義では、大阪市の状況として外国をルーツに持つ子どもが増加していることをご紹介いただいた後、様々な文化を背景とする子どもたちが学びあう様子、異文化の中で学力面・生活面の困難を抱えながら学ぶ子どもたちの様子などをお話しいただきました。

 また、小学校とNPOの連携による「Minamiこども教室」を立ち上げて学習支援と居場所づくりを行っていることを紹介され、「ちがい」を豊かさに感じられる学校・地域を目指す中で、子どもたちの自己肯定感を高めていく大切さをお話しいただきました。併せて、持続可能な取り組みとするために、多文化共生の学校づくりに向けて教職員がチームとして取り組むよう意識付けを促していることもご紹介いただきました。

 それに対して受講生からは、教員の多言語対応の状況や、Minamiこども教室の運営体制やスタッフなどについて質問があり、山﨑先生からは丁寧に解説や補足をしていただきました。

 講義の最後に、山崎先生から受講生に向けて「教育に携わるプロとして、誇りをもって教員をめざしてほしい」とのメッセージをいただきました。受講生からの感想・意見にあるように、今回の講義は受講生にとって、多文化共生について考え、実践していくための大変良いきっかけとなりました。

 

【受講生からの感想・意見の抜粋】

  • 外国をルーツに持つ子どもたちへの教育では、複雑な家庭環境の可能性があることを理解した上で支援していくことが大切だと感じました。また、そのことは日本の子どもへの教育でも同じであると感じました。

  • 国や文化が違うというだけで差別やいじめが起きることがありますが、一人ひとりがそもそも違う人間なので、個性を認め合うことが大切だと思いました。子どもたちも困難を抱えているが、保護者も相当な覚悟を持って日本で暮らすことを決め、異文化に苦労していることに気がつきました。

  • 外国をルーツに持つ子どもたちに関わるときは、その国の文化や宗教などについて学ばないといけないと感じました。自分が教員になったときにどのような環境を提供できるかを考えたいと思います。


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