四天王寺所蔵 国宝「扇面法華経冊子」の世界、2月3日(木)・5日(土)2日間限定で学外公開



 四天王寺では、2022年に聖徳太子千四百年御聖忌を迎えるにあたり、寺宝の学術的な調査を実施されました。その過程で、2020年より東京文化財研究所の協力を得て国宝「扇面法華経冊子」の光学調査が行われ、その際に2億画素の超高精細デジタル撮影も行われました。このたび、この「扇面法華経冊子」のデジタル撮影データを総本山四天王寺よりご提供いただき、四天王寺大学(大阪府羽曳野市、学長:岩尾 洋、以下 本学)で学芸員課程を履修している学生の学修の一環として調査分析を行ってきました。その成果を発表する学内展示実習を兼ねて、本学内にて展示をしています。

扇面法華経冊子のレプリカを軸装した作品

 そこで、貴重な写真資料を地域の皆様にもご覧いただけるように、展示期間のうち2日間に限定して学外の方への公開を実施いたします。この特別公開期間中は、学芸員課程を履修している学生がご案内をいたします。

※高精細デジタル撮影:撮影が長期間に及ぶと、文化財にダメージを与える可能性があるので、撮影対象を数十枚から数千枚に分割して撮影、それらを合成して一枚の超高解像度写真に仕上げる撮影

【展示内容の概要】
 今回の展示では最新技術で撮影された精巧な扇面法華経冊子の写真、形状や、平安貴族が信仰した法華経信仰と装飾経との関係性、藤原忠実・頼長・鳥羽院など扇面法華経冊子に関係する人物、なぜ四天王寺に奉納されることになったのか、下絵に描かれる平安時代の女性の暮らし等をわかりやすく解説しています。また学生が展示作業の過程で着目した点についてもクイズ形式で説明しています。

【本件のポイント】
●四天王寺では、2022年に聖徳太子千四百年御聖忌を迎えるにあたり、寺宝の学術的な調査を実施
●東京文化財研究所の協力を得て国宝「扇面法華経冊子」の光学調査が行われ、その際に2億画素の超高精細デジタル撮影も行われ、撮影された「扇面法華経冊子」のデジタル撮影データを公開
●特別公開期間中は、学芸員課程を履修している学生がご案内

※学外者の方は2月3日(木)、5日(土)の限定公開となります

【学外公開について】
●日時
2022年2月3日(木)、2月5日(土) 午後1時~午後3時

●場所
四天王寺大学 本キャンパス 3号館 図書館前学習ラウンジおよび図書館
(観覧無料・事前申込不要、本学正門 門衛所にて「観覧希望」をお伝え下さい)

●テーマ
四天王寺所蔵国宝 「扇面法華経冊子」の世界
下絵に描かれる平安時代の暮らしを「かいま見る」

●交通案内
本キャンパスへは、近鉄南大阪線「藤井寺」駅または「古市」駅で下車。 いずれの駅からも、近鉄バス四天王寺大学行きにご乗車ください。大学キャンパスへは、自動車・単車でもお越しいただけます。

▼学内無料駐車場(自動車700台・単車600台収容)
https://www.shitennoji.ac.jp/ibu/guide/access.html

※新型コロナウイルス感染防止対策として、観覧希望者の方には、マスク着用と手指消毒へのご協力をお願いしております。また感染防止のため同時入場者の人数を制限します。希望者が多数の場合はお待ちいただく場合がありますのでご了承ください。なお、新型コロナウイルス感染拡大の状況により、急遽、中止とさせていただく場合があります。中止の際は、本学ホームページでご連絡させていただきます。

【関連リンク】

四天王寺所蔵 国宝「扇面法華経冊子」の世界 ~2日間限定で学外公開のお知らせ~

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