社会学科 茂木洋教授が藍綬褒章(らんじゅほうしょう)を受章されました
2022年12月14日

茂木洋教授(左)と、須原祥二学長(右)
2022年11月3日(木)、令和4年秋の叙勲及び褒章受章者の発表があり、人文社会学部社会学科の、茂木洋(もてぎ よう)教授が藍綬褒章(らんじゅほうしょう)を授与されました。これを受け、茂木教授は12月7日(水)に須原祥二学長のもとを訪問し、受章を報告されました。
藍綬褒章とは、「教育事業や、公共の利益を興した成績著明なる者又は公同の事務に勤勉した労効顕著なる者」に授与されるもので、今回茂木教授は、矯正教育でのご功績が認められ、授与されました。
~茂木教授のコメント~
私は本学での教育研究活動の傍ら、平成13年から少年院で篤志面接委員として、非行をして収容された少年たちの立ち直りに協力してきました。篤志面接では、宗教家や法律家などさまざまな方がそれぞれの専門性を活かして彼らの社会復帰を支援しています。心理療法を専門とする私は、おもに心理的な課題や悩みを抱えている少年との継続的な面接を担当し、内省と自己理解の手助けをしてきました。少年院での生活を通して自己のあり方を見つめ始めた少年たちと、彼らの生き方を一緒に考えて理解していく作業をすることで、私自身も、ひとの心のもつ新たな側面に気づき可能性を感じてきました。今回の受章を励みに、これからもまた、ひとの心に取り組み続けていきたいと思います。

褒章受章の報告の様子
