

科学とイマジネーション
今回とりあげる「アミラーゼ」はだ液に含まれる消化酵素として広く知られています。その知識を活かして、夏目漱石の小説「吾輩は猫である」を読むと、「タカジアスターゼ」や「大根おろし」についても理解ができ、作者の思いを知ることができます。また、俳句も「月の動きと満ち欠け」に関する科学的な事実に基づいて状況を想像すると、鮮やかな情景と共に、眺めている作者の感情がより強く感じられ、深い鑑賞につながります。
私たちは、自然の中に生き、生活する中で、美しいとか、美味しい、面白いなどいろいろなことを感じながら生きています。その思いを科学という事実に基づきながら表現し、世界中の人々に伝えていきたいです。
私たちは、自然の中に生き、生活する中で、美しいとか、美味しい、面白いなどいろいろなことを感じながら生きています。その思いを科学という事実に基づきながら表現し、世界中の人々に伝えていきたいです。

教育学部
教育学科 学校教育コース
佐藤 美子教授
専門分野:理科教育学、科学教育学
プロフィール
なるほど!わかった!と自然に声が出てしまうような楽しい実験、わかる実験をめざして理科教育に携わっています。また、科学にまつわるエピソードや科学の歴史から、身の回りの中で科学を捉え、未来について考えます。幼児から大人まで、年齢に合わせた実験講座や、理系に進もうか迷っている生徒の皆さんをサポートする活動なども実施しています。