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『蛍の光』はどのようにして
日本で普及したのか?

『蛍の光』は卒業式に歌われる定番曲として知られていますし、閉店時刻が近づいたことを知らせる合図としてそのメロディーがよく使われます。どちらのケースも、なにかが終わる時をイメージさせます。しかしながら、『蛍の光』の原曲にはそのようなニュアンスはありませんし、また卒業式で歌われるものと閉店時刻を知らせるものは実は異なるものです。この曲のまつわる謎について、日本への伝播・普及の経緯と当時の文化を踏まえながら、紐解いていきます。
※動画内の学部・学科・コースの名称は、2022年公開時の内容です。

文学部
日本学科

今田 健太郎講師

専門分野:音楽学、メディア研究

プロフィール

趣味でバイオリンを弾いていたことから、この楽器が日本で普及した経緯を知ろうと考え、音楽文化を研究するようになりました。また無声(サイレント)映画の伴奏音楽がその一役を買っていることを知ったことから、研究の関心は、映像と音楽の関係や、日常生活や伝統芸能の音楽的な演出など、身の回りの視聴覚文化全般に広がっています。