教員志望の学生が「歴史総合」のミニ授業に取り組みました!



社会学科で教員をめざす2回生対象の「社会科教育研究Ⅱ」では、夏学期の「社会科教育研究Ⅰ」に引き続きミニ授業に取り組みました。

「社会科教育研究Ⅱ」では、高校で今年度から新しく誕生した科目である「歴史総合」のミニ授業を行うことにしました。今回は、「歴史総合」の導入的な内容である「歴史の扉」を意識して、高校生が歴史を身近に感じられるような内容を取り上げたミニ授業を4人1組のグループで考えました。

ミニ授業に取り組むにあたっては、中学校社会科や高校世界史の授業映像を視聴し、生徒に歴史に興味・関心を持たせるために学校現場の先生方がどのような工夫をしているのかを学びました。また、グループでミニ授業に使えそうな資料を書籍やインターネットを用いて調査し、その内容を共有しながら、ミニ授業の準備を進めていきました。

実際に行われたミニ授業のテーマは、

・「日本でインフルエンザパンデミックが起きた時に罹らない社会を作るためには」

・「結婚の歴史」

・「明治の学校と現代の学校」

・「日本のファッションの歴史」

・「アニメの歴史と影響」

・「給食の歴史と課題」

・「教育における体育の役割の移り変わり~バスケットボールの国際化~」

・「スイーツの歴史」

・「AVIATION(航空)―安全性と保安性について―」

でした。

20分という制限時間のなかで、問いを投げかけたり、写真や映像、実物を資料として提示したり、私たちの生活にとって身近な例を取り上げたりするなど、どのグループもわかりやすいスライドを作成していました。なかには、スライドだけではなく、ワークシートやレジュメも作成し、できる限り本物の授業に近づけようと工夫するグループもありました。

冬学期のミニ授業には、教員志望の1回生も見学に来てくれました。2回生は緊張することなく、1回生に質問したり、意見を求めたりするなど「手荒い歓迎」(?)をするグループもありました。1回生は少し驚いていましたが、生徒役として熱心に参加してくれました。

夏学期の「社会科教育研究Ⅰ」では、授業というよりもプレゼンテーションに近いグループも少なくありませんでした。しかし、冬学期は、パワーポイントに問いを表示したり、実際に生徒役の他の学生に問いを投げかけたりするグループが多くなりました。夏学期は「とりあえず授業をしてみた」という段階でしたが、冬学期のミニ授業を通して、「どうすればよい授業になるか」「面白い授業がしたい」と真剣に考えるようになった人が増えてきたように思います。

3回生からは、より本格的に中学校社会科、高校地理歴史科・公民科の授業づくりについて学んでいきます。「社会科教育研究Ⅰ・Ⅱ」で学んだことや反省点を活かして、「いい先生」「いい授業」をめざして頑張っていきましょう!

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