基礎演習Ⅱ 合同授業 キャリアのはなし(4回生内定学生の話 その1)
2023年1月30日
社会学科では、大学基礎演習(1回生)や基礎演習(2回生)の授業において、学生の皆さんが将来への展望を考えつつ、充実した大学生活を過ごすことができるよう、いくつかのイベントを実施しています。2022年度冬学期の基礎演習Ⅱにおいては、1月上旬に、合同授業「キャリアのはなし」として、企業から内定を得た4回生の先輩方から、どのように就職希望先を考えるようになったのか、具体的な就職活動の様子はどのようなものだったか、将来に向けてのアドバスなど、今後のキャリアを前提とした上での今後の学生生活の過ごし方についてヒントとなるようなお話をして頂きました。3回に分けて掲載します。
はじめに、本学の在学生や卒業生のキャリアをサポートする役割を担うキャリアセンターのスタッフの方から、3回生の夏に行われるインターンシップについて、応募の時期や内容、キャリアセンターのサポート体制、具体的にどのような準備をすればよいのかなどのお話を頂きました。
当日は会場とオンラインによるハイブリッド方式で行われました
その後、4回生の4名の先輩から就職活動・進学について詳細をうかがいました。
久田さんが就職活動を意識するようになったのは、3回生の5月ころだそうです。就職活動を開始したばかりの頃は、自分のやりたいことが必ずしも明確ではなかったそうですが、自分の興味関心を知り、選択の幅を広げるために、少しでも興味があるウェブセミナーや夏のインターンシップの情報があれば、選考が厳しそうでも積極的に応募する、という形で活動をすすめたと話してくれました。
夏のインターンシップを経験したあと、本格的な就職活動は12月から始めたそうです。特に翌年の2月から5月は多くの説明会や面接などに参加したそうですが、その後、第一志望だった企業から、7月末に内定がもらえた時はとてもうれしかったとのことでした。
就職活動中では、限られた時間の中で同時並行してさまざまな説明会や面接等を受けるため、自分自身でのスケジュール管理が本当に大切で、前もって準備できることは早めにしておく方がよいとのことでした。
久田さんは、何度も面接を繰り返すうちに、次第に自分自身は何が本当はやりたいのかが、明確になっていったとのことですが、同時に気が付いたのは、何かの結果そのものよりも、結果までの過程を面接官によく尋ねられたことだったそうです。何かの資格を取得するなどの結果も大事ですが、その結果を取得するまでに、なぜその結果をめざそうとしたのか、どのような努力をしたのか、挫折した時どのように乗り越えたのかについて、自分なりに丁寧に考え、説明すると、そのことが自己理解につながると同時に、面接の際の反応がよかったと感じたと述べられていました。今まで自分が何も結果を残していないと思っている2回生の皆さんも、自分がこれまで取り組んできたことを、しっかり言語化できることということが就職活動には重要だと思うとのことでした。
ただ、どれだけ頑張っても、面接で失敗することあり、メンタル面で辛いときもあります。そんな厳しい就職活動を乗り越えることができたのは、4回生になる前の1-3月頃にキャリアセンターにお世話になったことが大きかったようです。キャリアセンターでは、エントリーシートの書き方を教えて頂くだけでなく、一人で就職活動をして思い詰めてしまった時に、キャリアセンターのスタッフの方に相談に乗っていただき、不安などを話すことができ、自分の気持ちが楽になったとのことでした。また、面接の練習では一対一で職員の方が改善策をフィードバックして頂けるので、この点も就職活動を乗り越える上でためになったとのことでした。加えて、インターネットを開くと、就職活動に関する沢山の情報を目にしますが、あいまいな情報も多く、むしろ混乱することが多かったとのこと、こうした時に、キャリアセンターで相談して企業に関する情報を聞いて冷静になれたと思うとのことでした。
いざ就職活動を始めようとしても、自分のやりたいことがなかなか見つからないというケースは多いと思います。久田さんもこの点が悩みだったとのことでしたが、こうした後輩へのアドバイスとして、やりたいことが見つからない場合には、自分がやりたくないことを除外していくことで、自分の将来が見えてくることもある、あとは一人で悩みを抱え込まず、他の人と話をして、多様な意見を聞いたり、気分転換しながらモチベーションを保つとだと思う、とのことでした。久田さんが就職活動を意識するようになったのは、3回生の5月ころだそうです。就職活動を開始したばかりの頃は、自分のやりたいことが必ずしも明確ではなかったそうですが、自分の興味関心を知り、選択の幅を広げるために、少しでも興味があるウェブセミナーや夏のインターンシップの情報があれば、選考が厳しそうでも積極的に応募する、という形で活動をすすめたと話してくれました。
就職活動は長期戦ですね。
山あり谷ありのなか、学生の皆さんが走り抜けることができるために
四天王寺大学の教員や職員はいつも寄り添っていきます!!
【関連リンク】
→ 社会学科ブログ:基礎演習Ⅱ 合同授業 キャリアのはなし(4回生内定学生の話 その2)

