SDGsのミニ授業に取り組みました!



 社会学科では、中学校社会、高校地理歴史・公民の3種類の教員免許を取得することができますこれらの免許を取得するために、2回生の段階から実践的な学びに取り組んでいます

 夏学期の「社会科教育研究Ⅰ」では、昨年度から「SDGs」(持続可能な開発目標)を主題にしたミニ授業(約20分程度の授業)に取り組んでいます昨年度の2回生は、個人で5分程度のミニ授業に取り組みましたが、今年度は4人から5人のグループで取り組んでいます。

「これまでに生徒・学生として多くの授業を受けてきたのだから、20分程度の授業をつくるのは簡単なのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、そんなことはありません。たった20分の授業をつくるために、SDGsとは何かについて学んだり、SDGsに関する新聞記事を収集したり、書籍やインターネットを使って調べたりするなど、多くの時間をかけて準備してきました。

 ミニ授業では、「食品ロスについて」「インクルーシブ教育について」「LGBTQについて」「森林を守ろう」「SDGsの貧困って何?」「地方活性化と関係人口」「アップサイクルについて」「温暖化によるミツバチと経済への影響」「海の問題~プラスチックゴミ~」といったテーマが取り上げられました。

 ミニ授業をするにあたって特に意識したことは、「授業とプレゼンテーションは違う」ということです。プレゼンテーションは自分たちが調べたことを発表すればよいだけですが、授業は全く別物です。授業のテーマや内容に興味・関心を持たせたり、問いを投げかけたり、生徒からの発言や意見を活かしながら、授業を組み立てていくことが必要です実際にミニ授業を行ってみて、生徒や学生の立場ではみえてこなかった、授業づくりの楽しさと難しさの両方を感じ取った人が多いように思います。

 冬学期の「社会科教育研究Ⅱ」では、近現代史に関するミニ授業に取り組む予定です。
夏学期に学んだことを活かして、社会科の教師に必要な力を身に付けていって欲しいと思います!

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