人文社会学部 社会学科 -最新情報-

心理コース 上野先生授業紹介

社会学科心理コースの上野淳子です。

心理学の先生でも、ちょっとした行動や言葉からその人の心を読み取るなんて出来ません(残念)。ですからアンケートを行いその結果をパソコンで統計解析し、とっても地道に人の心にアプローチしています。交際中のカップル間暴力であるデートDVについて研究しており、暴力の実態、理由、予防法について調査するとともに高校などで予防教育も行っています。

とある高校で予防教育を行っているところ

    デートDVの背景には「女だから~」「男なら~」という意識(ジェンダー観)があると指摘されています。私が担当する演習Ⅰ-Ⅳでは、社会の様々なところに見られるジェンダー観を学ぶ実習を行っています。例えば、おもちゃ屋の店頭やおもちゃメーカーのサイトを分析したり、シリーズものの映画の内容がどう変わったか比べたり。20世紀初めの育児指南記事には「男の子にはピンク、女の子には青を与えなさい」と書いてありますが、今のおもちゃ屋を見ると私たちは先人の教えを踏みにじっているとしか思えませんよね。どうしてこんなことになったのか、そして本当はどの色がいいのか、調べてみるとたくさんのことが分かります。また、スター・ウォーズやマッドマックス、ターミネーターなど「観た!」という人も多いでしょうが、ジェンダー心理学の視点から改めて観るともっと面白くなります。さらに、学生さんが調べたいことを出し合い、アンケート調査とデータ分析をする実習も行っています。統計解析は難しくて大変ですが、皆助け合い教え合いながら取り組んでいます。人の心を見透かすことはできなくても、数字に表れる人の心には意外な発見がたくさんあります。他人のことも、自分のことも、そして社会のことも、これまでとは違った見方ができる発見がたくさんの授業です。

アンケートを作成しているところ

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