人文社会学部 社会学科 -最新情報-

教員志望の3年生が社会科の模擬授業に取り組みました!

社会学科には、中学校社会科や高校の地理歴史科・公民科の教員を目指す学生が多くいます。1年生から教員免許を取得するために必要な科目を履修することになりますが、3年生からは、教員に必要な実践力を身に付ける科目を履修することになります。その中核となる科目が「社会教科教育法Ⅰ・Ⅱ」や「地理歴史教科教育法」です。

3年生冬学期に開講される「社会教科教育法Ⅱ」と「地理歴史教科教育法」では、学生たちが教師になりきって、50分間の模擬授業を行います。とはいえ、最初から一人で授業を構想し実践するのは難しいため、3人から4人のグループで取り組みます。グループ内で学習指導案(授業の計画)やワークシート、パワーポイントの作成などの役割を分担すると共に、これらの内容を全員で繰り返し検討し、模擬授業に臨みます。

 

 学生たちが実際に行った模擬授業の様子を紹介します。 

「社会教科教育法Ⅱ」では、あるグループは中学校社会科地理的分野の模擬授業を行いました。この模擬授業で扱われた内容は、中国の経済成長です。

授業者の学生たちは、中国の経済成長に関して、人口、資源、経済特区に焦点を当てて、データや写真を活用しながら講義をしました。その上で、「中国が経済発展した一番の要因は何か」を考えるグループワークを実施しました。このグループワークは、授業者以外の学生たちが生徒役になって取り組みました。

今年度はコロナ禍の影響で、半数の学生がリモートで受講しています。そのため、授業者の学生たちは、対面で受講している学生とリモートで受講している学生の両方に対応しなければなりません。学生たちは、生徒役の学生の理解度を確かめながら、助言をしたり補足説明をしたりすることで、深い学びを促そうとしていました。

 

「地理歴史教科教育法」では、あるグループは、高校の世界史の模擬授業を行いました。この模擬授業で扱われた内容は、第二次世界大戦の勃発です。

授業者の学生たちは、イギリスのチェンバレンが行った宥和政策に焦点を当てて授業を進めていきました。写真にあるように、ミュンヘン会議の風刺画を用いて、そこから読み取れることを生徒役の学生に考えさせました。その上で、「なぜイギリスは宥和政策を行ったのだろうか」という問いについて考えるグループワークを実施しました。

 

模擬授業後には検討会を行います。検討会では、最初に授業者のグループが反省点を述べます。その後、生徒役の学生たちが、模擬授業の課題点を挙げるとともに、自分たちならこうするという改善案を出します。単に他者の授業を非難するだけでは、教員に必要な実践力を身に付けることはできないからです。最初は、具体的な改善案を出せない学生が殆どでしたが、回を重ねるごとに、問いや資料に焦点を当てた改善案を出せるようになってきました。このように模擬授業は、授業者の学生たちだけではなく、生徒役の学生たちにとっても、教師に必要な実践力を身に付けていく重要な機会なのです。

この模擬授業の経験を糧にして、来年度の教育実習に臨んでもらいたいと思います。

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