「地域文化発信演習」の成果その2:道明寺天満宮のすゝめ



前回から引き続き、昨年度の「地域文化発信演習」の成果:学生による「道明寺(どうみょうじ)天満宮」についてレポートを見ていただきます。2本目となる今回は、天満宮といえば受験の合格祈願!という視点から、ちょっと実用的な?レポートです。

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皆さんは天満宮に行ったことがありますか?

天満宮にまつられている神様は、学問の神と呼ばれる菅原道真です。菅原道真を知らない人も、天神さんという名前を一度は聞いたことがあるのでは? そう、あの天神さんです。そんな天満宮。これから受験や試験を控えている人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

さて、今回はそんな数ある天満宮の中でも『特別』な道明寺天満宮について紹介していきたいと思います。

道明寺天満宮は、大阪府藤井寺市にある天満宮です。最寄り駅の駅名にも道明寺の名前が使われています。それほど地域の住民の方たちにとっても大きな存在だったというわけですね。では、そんな道明寺天満宮がなぜ特別なのか。それは……。
数ある天満宮の中でも、菅原道真と直接かかわりがあったからです!

かつて道明寺には、菅原道真のおばにあたる覚寿尼(かくじゅに)が住んでいました。そして、実際に道真本人も一時、道明寺にて滞在していました。時の上皇である宇多上皇が河内地方を巡ったときには、道真がお供して、その際にこの地は第二の故郷であるという意味合いの漢詩を読んだほどです。他にも、道真が鶏を嫌っていたので、周辺地域では鶏を飼わなかったといいます。面白い話ですね。宮司さんによると他の天満宮にはこんなつながりはないそうなので、道明寺天満宮の個性のひとつと言ってもいいでしょうね。

当然、直接つながりがあったのでゆかりの品もあります。気になる方は宝物館にぜひ。

さて、ここまでは道明寺天満宮と菅原道真との関係をお話してきましたが、ここからは、受験生へ向けてわたしが紹介したいものをお話していきます。

菅原道真は学問の神と呼ばれているほどですから、実際に売られているお守りも学問にまつわるものが多いです。

他にも、神社といえば、ご祈祷です。天満宮ならではの入試合格、学業成就をはじめ、神社の定番である家内安全や交通安全や厄除け、そして七五三ももちろんお願いすることができます。ほかの神社を見てもこうも直接的に受験について触れられているのは珍しいのではないでしょうか。

因みに学問の神としてまつられることが多いですが、意外なことにその始まりは江戸時代からだそうです。こうしてご利益が新たに生まれることもあるんですね。

お値段は6,000円。数ある天満宮の中でも道真と直接接点がありますから効果は期待できるかもしれませんね。

境内には、受験の合格を願う多くの人たちの思いが絵馬に書かれてつるされています。

高校や大学の合格を願うもののみならず、公務員試験、看護士の国家資格もありました。それほどまでに多くの人達が道明寺天満宮にお祈りしているわけです。

いかがでしたか? これがわたし一押しの道明寺天満宮の魅力です。もちろん、道明寺天満宮の魅力はそれだけではありません。心洗われる様な美しい梅園もあります。受験勉強に疲れたという方は是非一度訪れてみてはいかがですか?

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