いよいよ成果発表、そして振り返り――「パフォーマンス実践演習」最終日
2022年11月11日
日本学科専門科目の集中講義「パフォーマンス実践演習」もいよいよ最終日を迎えました。これまでの経緯はこちらをご覧ください。
1時間目は、1日目の始めに受けた「ヴォイストレーニング」の発展編です。身体を動かし、触りながら、呼吸法や発声法を確認し、綿密な発声練習に励みました。それだけでなく、「表現する上で最も大切な要素とは?」「表現のために必要な要素とは?」「自分らしい表現方法を見出していくには?」「自分をパワーアップさせるために継続すべきトレーニングとは?」などの講師の先生からの問題提起は、一人ひとりが考えていくべき課題として、受講者たちの心にとまったことでしょう。
2時間目に発表のリハーサルを行いました。講師の先生や日本学科教員からは、昨日からの進歩をほめる言葉とともに、欠点の指摘も、もっとできることがあるはず!という忌憚ない意見も出されました。
昼休憩をはさんで、ついに成果発表会です。日本学科の他の先生も見学に訪れて見守る中で、各グループは作り上げたパフォーマンスを実演しました。
全グループの発表後、観ていた受講生仲間、講師・教員たちが評を述べ、また演じた上での感想が披瀝されました。評には、話作りの妙や表現の工夫、キャラクターおよび演者の個性や持ち味を生かしていたこと、メンバー同士の協力と支え合いが出来ていたことなどについての指摘と評価が多数挙げられました。演者としての受講生たちは、小さな失敗を悔いたり、力の及ばなかった点を自覚する一方で、確かな達成感をも感じていたことでしょう。
最後に、各人の振り返りをポートフォリオに記した後、創作時と異なるグループでの話し合いを行いました。「自分の目標とその達成度」「パフォーマンス創作において苦労した事柄とその克服法」「この授業を通して学んだこと」「自分の今後の課題」について話し合い、クラス全体に発表して共有しました。
これにてすべての課程を終え、集中講義は終了です。新型コロナウイルス状況が予断を許さぬ中、参加者全員の注意により対面授業を完遂できたのは喜ばしいことでした。
ご出講いただいた講師の先生方、ありがとうございました。
そして受講生のみなさん、4時間連続×4日間連続のハードな授業、お疲れ様でした。みなさんが自己の能力を高めるべく、あるいは苦手なことを克服すべく、努力し研鑽に励んだことは素晴らしいと思います。この貴重な経験から得たものを、今後の学生生活や将来に活かして行かれることを、日本学科教員一同、期待して見守っています。
【関連リンク】
▼「パフォーマンス実践演習」
1日目:自己表現力を伸ばす、コミュニケーション能力を磨く
2日目:コミュニケーションで重要なこととは?インタビューの極意とは?
3日目:身体表現、口頭表現の授業の発展編
最終日:いよいよ成果発表、そして振り返り

