古代の漢字で遊ぼう!――世界遺産登録3周年記念イベントに参加



7月17日、藤井寺市・藤井寺市教育委員会の主催による「世界遺産登録3周年記念事業 in アイセルシュラホール」が開催されました。

世界遺産登録3周年記念事業 in アイセルシュラホールが開催されました!/藤井寺市 (fujiidera.lg.jp)

四天王寺大学からは、経営学部の「ミニ夏祭り」とともに、日本学科の漢字漢文を学ぶ学生が「古代の漢字で遊ぼう」というコーナーを設け、古代の漢字に触れて・遊んで・少し学んで……という活動を行いました。

 

漢字は、書く道具や書く目的などにより、甲骨文字・金文・篆書(てんしょ)・隷書(れいしょ)・行書・草書・楷書など様々な書き方(書体)が生まれました。今回のイベントでは、古墳の時代よりもさらに古い時代に生まれた篆書(てんしょ)を用い、来場者に「お名前シール」「好きな漢字シール」を作ってプレゼントしました

 

また、シールができるまでの待ち時間に、毛筆で名前を篆書で書いてみる体験もしてもらいました。一見、四角四面で難しそうな漢字ですが、漢字はもともと絵文字です。古代の篆書はまだまだ絵文字の感じを残した書体。筆で書くと少し絵を描いている感じがします

篆書が書けたら、漢字の成り立ちもお話しました。

」の篆書は、「晶」と「生」とを合わせた形で、「晶」は3つの「日」からできているように〈キラキラ輝く〉っていう意味。きれいないい字ですね。(左の写真)

」は「又(手のかたち)」が2つ並んで、〈手と手をつないで助け合う〉という意味。すてきな字ですね。(右の写真)という感じ。

 

日本学科では、1年次の必修科目「大学基礎演習」で、日本語の表現を高める一環として漢字力を身に付ける継続的な学習を行っています。また、「古典Ⅱ(漢文)」「書道」「書論・鑑賞」「国語教材研究論(漢文)」「漢文学」といった授業や「漢字文化学ゼミ」でも漢字漢文の知識や運用能力を培います

このような学生の日頃の学びを活かした活動が、地域の皆さんの漢字に対する親しみや興味を感じるきっかけになれば、たいへん嬉しく思います。

 

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