身体表現、口頭表現の授業の発展編―「パフォーマンス実践演習」3日目



日本学科の集中講義「パフォーマンス実践演習」の報告の続きです。

自己表現力を伸ばす、コミュニケーション能力を磨く―「パフォーマンス実践演習」スタート

4日間連続の集中講義「パフォーマンス実践演習」も3日目になりました。前日の最後の時間に、グループパフォーマンスの出来たところまでをとにかく演じてはみたものの、課題の容易でないこと、道のりの遠さを実感した受講生たちが後半に臨みます

午前中の2コマは身体表現の授業でした。ペアでのストレッチに始まり、前日にも行ったけれどうまくできなかったエクササイズに再挑戦。そして座学で「コミュニケーションに使う6つの手段」を確認した後、全員総出の「エア大縄跳び」「エアドッヂボール」に汗を流し、「コミュニケーションとはみんなで作っていくもの」「他者への信頼が必須」という認識を新たにしました。その後は、各人が持っている発想力を生かすとともに、「舞台上で、人に見られていること」を意識しなければならなくなる課題に取り組みました。

 

 

集団の中で意志を通じさせるためのワークを経て、創作パフォーマンスのために各人に割り当てられたキャラクターを深掘りすることに取り組みます。何度も取り組んできた「歩きながら全員で空間をまんべんなく埋める」というエクササイズを「自分のキャラクターはどんな歩き方をするのか」を試行しながら行った後、キャラクターとしての自己紹介、インタビューまで。これらを通して、キャラクター自身を掘り下げるとともに、同じグループの他のキャラクターとの関係、物語の背景等を膨らませてパフォーマンスの創作に活かすための課題だったのですが、受講生たちはこれらを活かしていけるのでしょうか。

 

 

3時間目は発話・口頭表現の時間です。正しい・望ましい言葉遣いや物言いについて小テストも交えて確認した後、前日の課題であったインタビューに基づく他者紹介プレゼンテーションの発表を行いました

 

 

一人2~3分のプレゼンテーションを行い、相互評価の後、講師の先生からのフィードバックを受けました。話し方(速さ、声のトーン、メリハリ)、視線、姿勢、内容構成(話の自然な流れ、まとめ方、取捨選択した話題を生かし切れているかなど)、また、聴き手を引き付ける工夫、聴き手とのインタラクション(相互作用)といった様々な分野にわたる貴重な指摘をいただけました。ぜひ自分の糧として成長していってほしいものです。

 

最後の時間、各グループは創作パフォーマンスのできたところまでを、受講者仲間、講師の先生方や担当教員の前で披露し、批評やアドバイスを受けました。よい所をほめられる一方で、根幹に関わるシビアな指摘もありました。未定の細部も残している状態で、明日の本番に対する不安が募ります。

 

 

最終日に続きます。

【関連リンク】

▼「パフォーマンス実践演習」
1日目:自己表現力を伸ばす、コミュニケーション能力を磨く
2日目:コミュニケーションで重要なこととは?インタビューの極意とは?
3日目:身体表現、口頭表現の授業の発展編
最終日:いよいよ成果発表、そして振り返り

→日本学科の紹介はこちら

→OPEN CAMPUS 次回は10/23(日)!詳細はこちら

一覧に戻る 学科に戻る