1年生から将来・進路について考える[1]――「大学基礎演習Ⅰ」キャリア関連スピーチ
2022年7月8日
日本学科の1年生夏学期の必修科目「大学基礎演習Ⅰ」の5月26日の回は、「将来について考える・進路の道筋を知る」というテーマでした。
入学したばかりなのに就職の話?と思われるかもしれませんが、入学から間もない、つまり今後4年近い大学生生活を残している今だからこそ、将来を構想し、大学時代に何をすべきかを考えてもらいたいのです。そして、そのことを踏まえて時間や機会を有効に生かしていってほしいとの考えから、日本学科1年生の必修授業で、こうしたテーマが取り上げられます。
今回は、一般就職・公務員への進路を想定してのお話を、キャリアセンターの日本学科担当の職員さんにしていただき、教員を目指してのお話を教職教育支援センターの先生と日本学科教職支援委員の先生にしていただきました。
受講生たちは、現段階での志望のいかんに関わらず、すべてのお話を真剣に聴き、ノートを取ります。今後の進路変更もあり得ますし、またどんな職業の話からも得るもの・学ぶことがあるからです。
1年生たちはお話に触発されていろいろ思うところ、気づきがあったようです。ワークシートに記された振り返りから一部ご紹介します。
◎自分の志望する進路のために、自分に足りないもの、自分が身に付けるべきだと思ったものは何か。
- 知識、時間、将来を考えようとする気持ち。
- 自己分析、それに行動力、知力、精神力が足りない。
- 専門的な知識がまだまだ足りていない。国語、漢字、文章、それに英語の勉強。
- 今の自分には教材分析力や、必要なことを的確に伝える能力が足りないと思った。
◎そのために今後何をしていけばよいと思うか。
- 情報が足りないので、今のうちから情報収集する。
- キャリアセンターなど学内の施設を活用する。ガイダンスに参加する。
- 教職推進センターを活用すること。
- 先生や先輩の話を聞いて、インターンシップに参加したいと思うようになった。
- 勉強する、本を読む、新聞を読む、ニュースを見る。
- 楽をせず、苦労があっても選択肢を増やすこと。
- 世間に触れて経験を積み、心身を鍛える。
今回芽生えたこの関心や意欲を、今後につなげて活動していってほしいものです。この授業では、卒業生社会人の方にお話しいただく回も予定しています。
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