「仕事に一直線につながる」日本学インターンシップ演習



日本学科には,大学の学びを実際の社会で活かすことが目的である「日本学インターンシップ演習」という科目があります。この科目は,学科独自のキャリア支援科目であり,日本学科の学びを生かせる派遣先に出向いて,1週間の実習を行うというものです。今年は,22名の学生を,学校や官公庁,日本語学校,広告代理店,印刷会社,教育企画企業,図書館に無事派遣することができました。2月にZoomを利用して行われた報告会の様子をお伝えします。

学生の報告からは,「1週間の実習を通して,「受け身ではだめだ,積極性が必要である」ということを実感した」という発言が多く見られました。実習先では,一つ一つの指示を待つのではなく,主体的に行動していくことが求められました。課題が提示され学生自身が試行錯誤しながら,課題に取り組んでいく様子が報告されました。 

また,社会人としての責任感を学んだという報告も多くありました。 例えば,中学校での実習では課外活動に参加させていただく機会を得ました。この経験を通して,教師としての「責任感」を体感したようです。広告代理店での実習では,実際に記事を書かせていただく機会を得ました。会社を代表する「責任」の重さを体感したという報告もありました。

さらに,「オンライン授業で培ったパソコンの技術が実習でも生きた。だから,コロナ禍だからこそ,今やっていることが将来に活かせる」「日々の授業の発表の経験が生きた」という報告もありました。大学での日々の学びが,「仕事」に一直線につながっていることが実習参加者には感じられたようです。

日本学科の学びは,「仕事」から遠い学びだと誤解されることがあります。しかし,日本学科の学びは,社会人として必要な能力を高めていきます日々の学びから培った力をもとに,立派に社会に巣立っていくことを我々教員は信じています。最後に,昨年に引き続きコロナ禍で大変な状況のなか、実習生を温かく受け入れご指導くださいました協力機関の皆様に、厚く御礼申し上げます。

日本学インターンシップ受講アンケートから

短い期間で貴重な経験することができて良かったです。この経験を自分の将来を考える上で参考にしていきたいです。

大学生活において、最も有意義な時間を過ごせた授業であったと思う。教員になりたいというモチベーションが高まる機会になり、これからの学習にも良い影響を与えてくれるものとなった

インターンシップを通じて、社会の大変さや自分自身の成長を実感できて、本当に受講してよかったと感じています。またこのような機会があれば受けたいと思います。ありがとうございました。

 

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