日本学科へようこそ——2回目のプレエントランスガイダンス
2022年2月15日
去る2月12日(土)、今年度で2回目となるプレエントランスガイダンスが行われました。昨今の新型コロナウィルス感染流行状況を考慮して、対面ではなくオンラインでの開催となってしまいましたが、日本学科ではせっかくの機会を最大限に活用できるよう、綿密な準備とさまざまな工夫をして臨みました。その内容をご紹介します。
日本学科からは、教員4名および在学生9名が参加しました。あらかじめ入学予定者に知らされた日本学科のZoom(web会議システム)ミーティングに、開始時刻が近くなると続々と入学予定者の皆さんが入室してきました。
13時から開始、参加教員が自己紹介をしたあと、まずはZoomの使い方を簡単に説明しました。そして新学期に向けて必要な準備や取組みをアナウンスました(大学公式の「新入生応援サイト」も活用してくださいね)。
その次は、本日のメイン企画のひとつ「在学生によるスピーチ 第1弾」です。テーマは「日本学科の学び、学生生活について」ということで、一人目の2年生Kさん(PIATAメンバー)は、時間割作成や自分が学内の施設や空き時間をどのように活用しているかなどの学生生活について、また先輩が後輩を支援する組織「PIATA」について紹介してくれました。学生生活の充実のために重要なアドバイスだったと思われます。二人目の1年生Yさんは、1年生の必修科目の課題「ブックトーク」最優秀賞の学生です。授業でおこなったブックトークを元に、さらに膨らませた内容を披露してくれました。現代のマンガやアニメ文化に生かされている日本の古典作品3題を紹介するものだったので、古典に苦手意識がある人でも「それなら読んでみようかな」と思わせるような内容でしたね!!
この後に、ふたつめの企画「交流会~グループで話そう 第1弾」です。Zoomのアウトブレイクルーム機能を使って、〔入学予定者数名+日本学科の在学生1名〕から成るグループを組み、その小分けされたミーティングにおいて在学生の司会で、入学予定者たちにテーマトークをしてもらいました。自己紹介から自分が在学中にやりたいこと、あるいは先ほどのスピーチに関連する話題などを話してもらいましたが、同学年となる仲間や学科の先輩と交流してもらえたでしょうか。
その後、いったんメインのミーティングに戻ってもらってから、みっつめの企画「在学生のスピーチ 第2弾」です。テーマは「将来、進路を見据えて」。まだ入学もしていないのに将来のことなんて想像もできない?いやいや、これらを考えるのに早すぎるということはありません。意識の違いは今後の学生生活にも反映されます。そうはいっても皆目見当がつかない……と思う人でも、学科の先輩が参加した、日本学科の特性を生かした職場体験(インターンシップ)を聞けば、イメージができていくのではないでしょうか。ここでは、「日本学インターンシップ演習」という授業を受講し、日本学科の特性が生かせる分野・領域での職場体験に参加した学生からの報告スピーチ3題が行われました。いずれも2年生です。
一人目のYさんは、「そもそもインターンシップとは」という説明からはじめて、自分の参加動機、取り組んだ取材や記事作成、編集の体験について語ってくれました。二人目のSさんの話は、学校図書館での体験です。自分が小中学生の頃は気づいていなかったが、今回働いてみて、学校図書館が実にさまざまな取組みをしていることを実感したとのことです。三人目のTさんの職場は日本語学校です。留学生対象の日本語授業を見学し、担当する先生による日本語の教え方の違いに気づいたり、自分が教師としてミニ授業を行った時の苦心談など紹介してくれました。
三人ともに、それぞれの職場で具体的に携わった仕事の紹介、自分がインターンシップを通して気づいたこと、学んだこと、それらを踏まえて今後在学中にしようと思ったこと、などについて話してくれました。入学予定者のみなさんは、インターンシップ参加の意義や重要性が痛感できたのではないでしょうか。
最後によっつめのメイン企画「交流会~グループで話そう 第2弾」です。第1弾と同じグループで、先ほどのスピーチに関連して、自分の将来や進路について、また、先輩への質問など、自由に話してもらいました。まだまだ話は尽きませんが、終了時刻も近づいたので、全体向けに連絡(アンケート回答のお願い)をして、無事に終了しました。
さて、本日の日本学科プレエンはいかがだったでしょうか。対面実施がかなわずオンライン開催という制限された環境ながら、在学生の協力もあり、盛りだくさんな内容をご提供できたのでは?と思っています。入学予定者のみなさん、ご参加ありがとうございました。在学生のみなさん、ご協力ありがとうございました。新学期から、新1年生のみなさんとともに学べることを、日本学科教員、在学生ともに楽しみにしています。
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