学芸員課程履修者の集大成となる学内展示



日本学科と社会学科で、学芸員課程を履修してきた4年生は、卒業前のこの時期に学びの集大成として、学内での展示活動を行います。今年度のテーマは、四天王寺が所蔵する国宝『扇面法華経冊子』です(詳細はこちら=四天王寺所蔵 国宝『扇面法華経冊子』の世界 ~2日間限定で学外公開のお知らせ~)。

年末までの授業でしっかり準備は整えてきたとはいうものの、いざ、展示場所にパネルを展示し始めると、「うーん、予定通りにはいかないねえ……」「きちんとメジャーで測っていたのに……。どうしてこの空間にうまく入らないのだろう?」「あれ、パネル2枚を上下に重ねると、なんかバランス悪い……」という、いつもながらのトラブルの連続です。

 

それでも、今までに四天王寺宝物館での実際に宝物に触れての展示実習も経験している実習生たちには、資料を見やすく、バランスよく、きれいに展示するという姿勢が、しっかりと身についています。ペアになって、ミスが発生しないように、問題なく作業が進むように、お互いに声を掛け合いながら仕事を進めていくことができていました

状況がどんどんと変わっていくその場その場で、自分が何をすべきかもしっかりと把握できている様子で、この様子なら、社会人になっても安心ですね。

 

 

展示スペースの都合で、急遽、説明パネルを作り替えたり、追加のパネルを作成したりということもあり、大変忙しい一日でしたが、夕刻までには図書館前ラウンジと、図書館内展示ケースを使っての『扇面法華経冊子』の展示を完成させることができました。

 

学内の皆様には、1月11日(火)から2月17日(木)までの期間、図書館開館時間内であれば、ご自由に見学していただけます。多くの貴重な写真資料と、学芸員課程履修学生の努力と工夫が結集した充実した展示となっておりますので、ぜひ、観覧にお越しください。

【関連リンク】

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→四天王寺大学公式HP:四天王寺所蔵 国宝『扇面法華経冊子』の世界 ~2日間限定で学外公開のお知らせ~

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