日本学科のオープンキャンパス(6月13日)を紹介します!
2021年6月17日
6月13日にオープンキャンパスが開催され、日本学科では下記のイベントを行いました。新型コロナウイルス対策として、予約制としました。また、換気や座席配置などにも十分注意を払っての開催でした。参加者57名の盛況で、下記の内容からいろいろ吸収してくれました。
前半:在学生による学科紹介やインターンシップ体験談
後半:ミニ授業「日本」を伝える日本語教育~あなたが伝えたい「日本」~
まず前半について紹介しましょう。
在学生6名がそれぞれの観点からスピーチしてくれました。コロナ対策として、自宅からZoomを使ってのスピーチだったのは残念でしたが、かえって良かった点もあります。パワーポイントのスライドをフルに使って、わかりやすいスピーチになりました。参加の皆さんも熱意にあふれ、教室には一体感が生まれていました。
在学生のスピーチ内容をかいつまんで紹介します。
・新型コロナ流行以来、対面授業は少なくなったが、教職員の手厚いサポートでさほどの不自由は 感じずに学修できたこと。
・友人が出来るか不安だったが、Zoomを使ったグループ活動などで、クラスメートとも親しくなれ たこと。
・教職関係の授業としては、1年生の時から模擬授業をする科目があり、大変だけれども楽しいこ と。
・現代文化関係の授業に「風の谷のナウシカ」を分析する授業があり、AIも駆使していて学生に好 評であること。
・本学日本学科の特徴として、発表する授業が多いということがあるが、そのおかげで人前で話す ことに抵抗がなくなり、成長できたこと。
学生自ら日本学科のアピールポイントを検討していたのが、聞いている教員としても印象的でした。
後半は、ミニ授業です。麻生迪子先生から、日本語教育の基本的な話を聞きました。
そのときに出題されたクイズを紹介します。
〈問題〉海外の学習者はどこで日本語を学んでいる人が多いと思いますか?
a.小学校(初等教育)
b.中学校・高校(中等教育)
c.大学・専門学校(高等教育)
d.民間の塾
⇒答えは最後を見てください。
聞かれると案外知らないものですね。
また、十分に考えてもらう時間が取れなかったのですが、「日本を紹介する時、あなたは何を選びますか。」という問いかけもありました。あなたならどうでしょうか。京都の神社仏閣ですか。道頓堀の看板でしょうか。古典的な文化でしょうか。自分ならどうするか、と考えるのは楽しいですね。
日本学科の学びにさまざまな面があることを知っていただいた一日でした。
〈クイズの答〉
b.中学校・高校で学んでいる人が最も多いです。意外と義務教育の中で日本語を学んでいる 若い人が多いのです。若い人が多く学んでいるので、日本のアニメの理解などが学習動機 になっていることも多いです。

