人文社会学部 日本学科 -最新情報-

新型コロナ感染症の中での博物館実習[前編]

日本学科と社会学科の学芸員資格取得希望学生は、四天王寺宝物館で年6回実施される展示実習に少人数に分かれて複数回参加することになっています。さらに、4年次には、学内展示実習も行います。新型コロナ感染症の拡大状況に大きな影響を受けながらも、関係機関のご協力を得ながら、例年通りの実習に何とか取り組んでいる学生の様子をご紹介します。

前編は、四天王寺宝物館での展示実習の様子です。

通常なら、3年次の12月から4年次の11月にかけて、同じ学年の学生が少人数に分かれて、宝物館の特別展のための展示実習や撤収実習を行います。が、今年は、新型コロナ感染症のために、3月、5月の2回分の宝物館での展示と撤収の実習が実施できませんでした。8月の集中実習は何とか実施できましたが、9月の展示実習の時期には、教育実習に参加した学生もいたためこれに参加できず実習時間が不足している4年生もいます。そこで、今年の12月の展示実習は、例年と異なり4年生と3年生が合同で実施することになりました。

 

先輩が参加してくれるとはいうものの、3年生にとっては、初めての博物館の現場での実習です。さらに、少人数での実施となっているのに対して、いつもに同様に、盛りだくさんの展示資料があります。ですので、今年度は、学内でも十分な実習ができていない3年生にとっては、まだまだ取り扱いになれない「本物」の資料を展示するという、とても緊張する時間が朝から夕刻まで続きます

 

このように、脚立に乗って、大きな掛軸を展示ケースの高いところに懸けるというとても緊張する作業も行いましたし、

 

来館者に伝わる「魅せる展示」のための微調整を、メンバーで話し合いながら、何度も学芸員の先生にお願いしました。

 

もう一つの展示室でも、資料についての説明を受けながらそれを実際に展示して、さらに、どのように工夫すればよりよい展示になるかを話し合い、資料の中でも特に注目してほしい部分を矢印で示してはどうかなどの提案を出しました。

四天王寺大学では、このように四天王寺と四天王寺宝物館関係者の皆様のご理解とご協力をもって、この新型コロナ感染症流行の難しい状況のもとでも、なんとか、例年に同じように博物館実習を実施することができました。

さらに、実習とはいえ、実際の展示に関わる業務内容を、学芸員の先生の指導のもとに、本物の展示として仕上げていく作業は、なかなか体験できることではありません。そうした貴重な体験を卒業までに複数回重ねて得るさまざまな学びは、まさに、実習に参加した学生一人一人の「一生モノの宝」となるのではないかと思います。

では、学内展示実習の様子は、後編で。

【関連リンク】

→新型コロナ感染症の中での博物館実習[後編]はコチラ

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