いつもと違う卒業式ですが……
2020年3月18日
多くの大学が卒業式を取りやめる中、四天王寺大学では、全体式典は中止、学科ごとに集まって卒業証書(学位記)を授与するという形式での卒業式が実施されました。
学科だけの集まりとはいえ、ひとりひとりに卒業証書を手渡すことも控えられ、学科の代表学生1名のみに手渡し、あとは、それぞれの指定座席にあらかじめセットされたものを持ち帰るという形式です。
いつもなら、全員が、ひとりひとり名前を呼ばれ、卒業証書をそれぞれに手渡されるのですから、少し残念な感じもあります。
学生代表となったのは、成績優秀者表彰も受ける学生です。学科長よりの卒業証書(学位記)授与に引き続き、成績優秀者表彰を受けました。
そして、学科学生代表として、先生方に感謝の言葉がありました。
つぎに、本来なら全体式典の場で答辞を読む予定であった学生からも、卒業生に対する励ましの言葉がありました。
どちらの学生も、式典時間短縮のため、一言だけという制約のもとで、短いながらも心のこもった言葉を述べてくれました。
そのあと、指定座席の一列ごとに名前を呼ばれて、それぞれの学生に卒業証書(学位記)が与えられることを確認します。
最後に、学科長からの短いお祝いの言葉で卒業式は終了です。
いつもなら、大講堂での盛大な卒業式が実施されますが、コロナウィルス感染対策として、今年度は、学科ごとの小規模な卒業式となり、卒業パーティーも実施されません。
このような状況でどれほどの卒業生が出席するのだろうと心配されましたが、日本学科では、ほとんどの卒業生が出席しただけでなく、多くの女子学生は、いつもに同じく華やかな袴姿でした。
いろいろと制約や制限のある中での新しい門出の日。いつもより少し寂しい卒業式ですが、これも、また、大学時代の良い思い出のひとつになるでしょう。
「同じ水を飲んでも、牛はそれを乳とし、毒蛇はそれを毒とする」といいます。
どのような経験をしても、それを自らの糧とするだけでなく、人のためにも役立てることができるように、日本学科での学び、四天王寺大学での学びを、しっかりと活かして、社会人として活躍してください。
卒業生の皆さまのこれからが、明るく幸せなものでありますように祈っています。
健康に気を付けてお元気にお過ごしください。
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