50分間の「国語」の模擬授業が始まりました



教育実習に向けて

「国語」教員を志望する3年生は、来年度(4年生)の5月から6月にかけて教育実習に取り組み、3週間、「先生」の見習いとして、実際に授業を担当させて頂きます。

ただ、教職に向けて頑張ってきた学生たちにとっても、50分間という時間をじゅうぶんに、有効に使って授業を展開するのは簡単なことではありません。そこで、「教科教育法(国語)Ⅱ」では、2~3名が「一人の先生」となって、リレー方式で50分間の模擬授業をおこないます。

様々な工夫

教育実習生には授業の経験もありませんし、技術も知識もじゅうぶんではありません。それを補うのが、しっかりと時間をかけて取り組む教材研究と授業準備です。

初回の模擬授業では、中学校「国語」教材から『竹取物語』が取り上げられました。ストーリーを4コマ漫画仕立てにして生徒たちと楽しみながら理解する工夫、本文を模造紙に書いてきてスムーズに授業を進める工夫、様々な工夫が施されていました。

互いに高め合う

生徒役は授業を履修している学生たちです。中学校の時の自分に戻ったつもりで授業を受け、授業の後には直接その場で、あるいはコメントシートを通じて、模擬授業の担当者に様々な意見をぶつけます。

担当者にとって耳の痛い意見も少なくありませんが、それぞれが責任を持って問題提起しています。よりよい授業を目指して、このように互いに率直に意見を示すことが、教育実習に向けてお互いを高め合うことになるのです。

日本学科では、実践的な学びと学生同士の対話を通じて、教職を志望する学生を後押ししています。

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