授戒会のあと、日本学科で四天王寺をぐるり 前編
2018年4月20日
4月14日(土)、大阪市の四天王寺にて、新入生の授戒会(じゅかいえ)と、それに引き続いての日本学科四天王寺ツアーがおこなわれました。
授戒会とは、仏式の儀礼にのっとり、大学生活をよりよいものにすると誓う儀式です。新入生を代表する宣誓を、日本学科の新入生が担当していました。厳粛な雰囲気のなかで、学生たちは身が引き締まる思いです。
このあと、毎年恒例となっている日本学科の四天王寺ツアーがおこなわれました。これは新入生の希望者に対して、日本学科の上級生が四天王寺の境内を案内してまわるというものです。
今回のツアー案内役は、2年生の女子学生4名が引き受けてくれました。彼女たちのうち3名は、昨年度の四天王寺ツアーを経験しており、また「大学基礎演習II」の授業の一環としても、仮想の四天王寺ツアーの発表会を経験しています。その経験を活かして、次世代につなぐべく、ツアーガイドをボランティアで引き受けてくれました。
ツアーガイドの2年生は、四天王寺の境内にあるいくつかのスポットを分担することで、約2時間の行程のツアー・スケジュールを作りました。各スポットで話す原稿まできちんと準備しています。
それでは出発! 日本学科の新入生9名に加えて、国際キャリア学科の学生が参加している、ハルカス大学のてんしばプロジェクトの皆さんも同行します。
まず、四天王寺の本坊庭園、これは極楽浄土の庭と名付けられた、池をめぐって散策ができる池泉回遊式の美しい庭です。極楽浄土の庭の名の由来の説明を受け、庭園内を見学します。庭園内には大阪の内国勧業博覧会の際に建てられた八角亭(ルネッサンス様式の八角形の建物)もあります。
六時堂の周辺では、亀の池(昔は蓮が植えられていたそうですが、亀に食べられてしまって現在は亀だらけ)についての説明や、毎年4月22日に聖徳太子の御霊(みたま)にささげられる法会「聖霊会(しょうりょうえ)」とそこで奉納される四天王寺舞楽の解説を聞き、亀井堂、番匠堂へと進みます。
聖霊院は、聖徳太子の御霊を祀る場所ですが、猫がシンボルとしていろんな場所に彫り込まれています。日光東照宮の眠り猫と一対といわれる眠り猫の彫刻も確認しました。
ここらでツアーのだいたい半分です。そろそろ疲れてくるころなので、しばし一服。後編に続きます。

