視覚障がいのある「ハモちゃんズ」の皆様との交流会



 

 

 

 

とてもさわやかな秋晴れのなか、1年生の学生は、ライフケア演習Ⅱの授業で「視覚障がいのある人との交流会」を行いました。

 

お越しいただいたのは、住吉区で活動されているハーモニカグループ「ハモちゃんズ」、社会福祉協議会職員とボランティアの皆様です。

 

まず、学生委員長による歓迎の挨拶からはじまり、住吉区社会福祉協議会の職員よりボランティア活動の説明、ボランティアのかたから視覚障がいのある「ハモちゃんズ」の活動の説明、そして視覚障がい者の日常生活を理解するためのDVDの上映がありました。

 

 

 

つぎに、手引き介助の方法について教わり、実際に大学内を学生が手引き介助をさせていただきました。

歩行のルートは、6号館の教室を出発→大講堂のベンチに座る→スロープの昇降→階段の昇降→段差を越える→コンビニショップの前を通りテラスへ出る→6号館へ入る扉を開ける→教室へ到着、です。

学生みんな緊張しながらも、当事者やボランティアさんの温かい助言に心が和み、全員が体験することができました。

 

それから、持ってきてくださった「福祉用具」の体験です。福祉用具は、音声の出る時計や電卓、特殊なそろばん・触覚で白黒がわかるオセロ、穴の目印の付いた巻尺、点字の付いた空き缶・点字や凹凸の付いた絵本などなどを、見て触って使って体験できました。

 

後半は、お待ちかねのハモちゃんズによる素晴らしいハーモニカ演奏♪♪♪

子どもからお年寄りまで、だれもが口ずさめる唱歌や童謡のオンパレード☆ 

快調なハーモニカに、タンバリン、歌や手拍子が加わり大変盛り上がりました。

 

そして、小グループに分かれての交流会。日々の暮らしについてや、楽しみ・困りごとなど、学生からはさまざまな質問がでてきました。

メンバーの皆さんは一つひとつ丁寧に語ってくださり、時の経つのが本当に早かったです。

名残惜しいですが、学生の副委員長より感謝の気持ちを込めたご挨拶をさせていただき、終了時間となりました。

 

学生からの感想を一部紹介させていただきます。

・インターネットや買い物、料理などができることを知り、すごいなと思いました。
目が不自由でも、自分でできることが沢山あるし、パートナー、盲導犬、白状なども大切な役割を果たしていることがわかりました。

街中でも障がいのある人を見かけたら、協力できることはないか声をかけてみたいと思いました。

・障がい者のかたは自分たちがボランティアの支援を受けるだけでなく、視覚障がい者の人たちもボランティア活動をしているのだと教わり、実際に私たちはハモチャンズの素敵なハーモニカ演奏や手引きの方法を教えていただいて勉強させてもらいました。とても感謝しています。

・手引き体験では、私たちが普段全然気にしていない段差でも、視覚障がいのある人にとっては適切な説明がないと大変危険であると気が付き、講義のなかで「視覚障がいのある人は、外出するときは命がけで歩いている」という意味がよく理解できました。

・生活上で困っていることもたくさんあると漠然とは分かっていても、具体的に何に困っているのかが、グループワークを通して知ることができてよかったです。

・当事者のかたが、が見えなくなってからの方がいろんなことに気づくことができて、人生が楽しいものだと感じている、との考え方に触れて本当に感動しました。

・ハーモニカ演奏はとてもきれいな音色で感動しました。いくつか知っている曲があったので一緒に歌いながら楽しむことができました。

 

 

ハモちゃんズ、ボランティア、住吉社会福祉協議会の職員の皆様に、こころより御礼申し上げます。

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