子どもからお年寄りまで卓球バレー
2018年5月22日
「アクティビティケア」の授業では、心の元気づくり(回復)を目的に、効果的にレクリエーション等を活用していく実践方法を学びます。
今回取り上げたのは、障がい者スポーツの1種目である「卓球バレー」です。
これは、卓球台を使い、ネットを挟んで、1チーム6人ずつがイスに座ってピン球を転がし、相手コートへ3打以内で返すというルールです。
ちょうどバレーボール(6人制)と同じようなルールで、サーブボールをブロックしてはいけないとかの決まりもあります。
全員イスに座りますが、立ち上がってはいけません。したがって車いすに乗っている人も同じ条件でできます。
実際には少し厳しいでしょうが、使用するピン球には音が鳴るように金属球が入っていて(視覚障がい者の卓球にも使われるものです)、
視覚に障がいのある人も参加が可能です。
また、ネットは上を通るのではなく、下をくぐらせるようにしないといけません。
したがってピン球が浮いたらダメなんです。
教室で実施したので、卓球台の代わりに机を動かして、
ネットも張らない代わりに、浮き球はアウトというルールで対戦しました。
最初は「なんだ、3回で返せばいいのか」と、ゆっくり打っていましたが、
やがて白熱してくると、激しいラリーが飛び交うようになりました。
机の端に当たって球が変化したり、勢い込みすぎて空振りしたり、
ずっと笑いの絶えない時間となりました。
本格的なものでなくても、ワイワイ楽しめることがわかり、正式なラケットでなくても同じような板があればできることも分かりました。
「また、やりたい!」・・・そう、その元気を取り戻せたことが一番の収穫です。


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