*公開講座*暮しに優しい知恵袋(4)
2020年3月9日
\令和元年度短期大学部 公開講座 /
暮らしに優しい知恵袋
本学では、生涯学習事業の一環として公開講座を開いています。
本年度、専攻が各分野の知っているようで知らない、暮らしが豊かになるをテーマに4回シリーズで開催します。
【第4回】フード
もったいない!~ 食品廃棄を減らすには 〜(担当:谷口美佳 先生)
「もったいない」の気持ちを大切にしていますか?
2004年にノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんは、「【もったいない・MOTTINAI】とは、環境3R(ゴミ削減・再利用・再資源化)に加え、かけがえのない地球資源に対する尊敬の念が込められた言葉」とおっしゃっています。そんな素晴らしい言葉「もったいない」を持つ私たち日本人ですが、その気持ちを大切にしているでしょうか?
日本では、食べられるのに捨てられる食品(食品ロス)が年間600万トンもあります。一人一日あたりに換算するとお茶碗約1杯分の食べ物を捨てていることになります。一方、食料自給率(カロリーベース)は37%(平成30年度)しかありません。食料の多くを輸入に頼りながらも、豊かな食生活を謳歌していますが、世界的に見れば食料不足に苦しんでいる国も多いのです。
講座では食品ロスや世界の食糧問題の現状を学び、続いて、その問題解決のために「今、自分にできること」を参加者全員で考えました。昔からの生活の知恵や、各自が何気なく行っている生活の小さな工夫が、「もったいない」を支えていることに気が付きました。私たちの小さな「もったいない」が集まれば、きっと問題解決の大きな力になると思いました。
参加者コメント
- 節約は大切ですね。自分の生活の中でまだまだ実行する余地ありと思いました。今日得た知識を活かして、毎日の食事作りをしていきたいです。
- 食品ロスについては、気にしつつ上手くいかなくてジレンマでした。工夫しながら、冷蔵庫や冷凍庫を上手に使いこなしていきたいです。
- 「もったいない」を後世に伝える大切さを知りました。私も伝えなくっちゃ!と思いました。
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