廃校活性化プロジェクト:淡路島を訪問
2023年3月10日
経営学部で毎年実施している「ビジネスプランコンテスト」で入賞した、「廃校を活用した活性化計画」の実現を目指し、先進事例の調査のため、天野ゼミでは。経営学科・教育学科・人間福祉学科・国際キャリア学科、および他大学の混成学生チームを結成し、訪問しました。
まず、10年前に閉校した県立高校の分校を買い取り、研修宿泊、イベント施設としてリノベーションをおこなっている、「Reベース369(ミロク)」の席定オーナー(須磨北造園土木代表取締役)から、地域活性化への思いや、創業や運営にまつわる苦労話、今後の展望などについてお話を伺いました。
Reベース369(ミロク)HP https://rebase369.com/
のどかな農漁村であった淡路島の西海岸は、震災からの復興プロジェクトをきっかけに、大規模な開発が進められており、最近では、おしゃれなカフェやショップもオープン、若者や家族連れに人気のスポットとなっています。人気のパンケーキ屋さんは平日でも大行列。ブランコや桟橋など、インスタ映えスポットも整備されました。ここでは、コロナ禍による飲食店支援プロジェクトの集客状況などをみんなで調査し、地方都市の活性化と集客の方向性について考えました。
淡路島西海岸HP https://awajishima-resort.com/
午後からは、2010年に廃校になった、野島小学校をリノベーションした、ベーカリー、レストラン、お土産店、ミニ動物園、ワークショップの複合施設である、「のじまスコーラ」を訪問し、同施設を運営している、株式会社パソナの広報担当の山本さんにご案内いただきました。少子化・高齢・過疎化の中で、母校がなくなった人も多いのですが、再び人の集まる場所にし、子どもたちの笑顔で地域を盛り上げるべく、ユニークな取り組みが行われています。
のじまスコーラHP https://nojima-scuola.com/
続いて、淡路島昨年4月にオープンした、禅坊 靖寧(ぜんぼう せいねい)を訪問しました。全長100メートルのウッドデッキでは、360度広がる絶景を見ながら座禅を行う「空中禅」を体験できます。また、禅坊料理、露天風呂、宿泊などで、心身のバランス調整を行うことができます。
休業日の中、特別に、禅房長の西野さんはじめ、同施設を運営するパソナグループのスタッフの方にご案内いただき、360度パノラマの空中建築と美しい自然の中で、爽やかな木の香りに囲まれた禅体験を、学生たちがお試しさせていただきました。心が洗われ、煩悩を解脱し、勉学への意欲も湧き上がってきたかも?!
禅坊 靖寧 https://www.zenbo-seinei.com/
その後、淡路島開発の中核を担う企業である、株式会社パソナグループの「グローバルHUBスクエア」を訪問しました。広報担当の山本さんからは、社員の多くが淡路島に居住しており、各プロジェクト拠点に設置された、社員共用のシェアカーや、どこでも仕事をしてよいという先駆的な仕組み、同社の取り組みである「ニジゲンノモリ」「クラフトサーカス」「ハローキティスマイル」そして、淡路島開発の将来像など、さまざまな取り組みについて話を伺い、意見交換を行いました。
淡路島での廃校活性化調査、企業訪問の後は、明石海峡大橋を渡って対岸の明石市へ。見学した魚の棚(うおんたな)商店街は、その名の通り、魚や海産物を扱うお店がずらりと並んだ活気ある商店街です。
魚の棚(うおんたな)HP https://www.uonotana.or.jp/
名物は卵たっぷりのたこ焼きで、水の流れの速い明石海峡で育ったタコは、身が締まって美味しいといわれ、明石ではたこ焼きや明石焼きとはいわず、玉子焼きといいます。斜めになった板に乗って出てくる玉子焼き(700円)は、三つ葉の入った出汁につけて食べ、ソースをつけるのは邪道です。たこ焼きキッチンカーで起業している、プロジェクトリーダーでゼミ生の蓮藤くんは、出汁につけて食べるたこやきは初めて食べたとのこと。天野ゼミの卒業生も参加し、今日の反省や気づき、今後の廃校活性化プロジェクトの進め方について、方向性を検討しました。
これからの「廃校活性化プロジェクト」にご期待ください!
インスタでも情報配信中です!#四天王寺大学経営学部
ぜひフォロー&チェックしてください
【関連リンク】
経営学科 公式インスタグラムで学生の活動を更新中♪
https://www.instagram.com/ibukeiei/

