天野ゼミ活動報告 〜世界遺産登録3周年記念事業(シュラホール)へアトラクション出展〜



百舌鳥・古市古墳群のUNESCO世界遺産登録3周年を記念し、藤井寺市のアイセル・シュラホールにて、地域の方や子どもたちを対象とした「世界遺産登録3周年記念事業」が7月17日に実施されました。

経営学科 天野ゼミでは、藤井寺市役所・観光課とも打ち合わせを重ねながら、「世界遺産都市・藤井寺をどう盛り上げ(地域活性化)、またお子様たちに喜んでいただき(顧客満足)、事業としての収益を最大化させるには(収益性)」を議論した結果、「ストラックゲーム」「スーパーボールすくい」「ラムネ販売」の3つのアトラクションを行いました。

経営学科のゼミの特色として、ビジネス・経営をシミュレーションして体験的に起業を学びます。具体的には以下の1~5の流れになります。

1.

起業の企画を立案します。マーケティングリサーチを行い、売上を予測し、損益分岐点を計算、売上目標を設定。収益計算は事業部別(ストラック、ラムネ、スーパーボール)で独立採算で行います。
2. 必要な人、モノ、金を手配し、仕入れを行います。
3. 当日、3つの事業部にわかれて事業を実施します。広告宣伝や人の配分も大事なポイントです。
4. 終了後、事業部別に、売上計算、棚卸しを行います。
  売上高ー売上原価(仕入れたもの)=売上総利益 となります。
  売上総利益ー販管費(人件費、広告宣伝費など)=営業利益 となります。
そこから、通常であれば、営業外収益や営業外費用を加算・減算などを行い、当期純利益を求めます。今回は税金などを考慮しないので、ここまでで当期の利益としました。
5. 今回は、単発の出店なので、学生たちが今回の事業全体を精算するために、借入金を返済して利益を算出し、残余財産を出資者に分配します。事業部別の当期純利益が出たら、取締役会(社員総会)と称して会議を開催し、利益処分方法(残余財産含む)を決定します。

「スーパーボールすくい」などは、準備することが一見簡単そうに見えますが、松屋町の問屋街でいかに安く仕入れるか、また、ポイ(すくう道具)の紙の破れやすさには何段階かあるので、どれを選ぶか、さらには、もらえる個数などルールの設定などで、顧客満足度と入れ込み数、1回の料金を決め、収益をいかに最大化するかを検討します。「ラムネ販売」も、いかにライバルとの差別化や、在庫やロスを少なくし、冷たいものを効率的に提供するかに知恵を絞ります。

猛暑となったイベント当日は、日本学科の「漢字文化ゼミ」による出展や、藤井寺市公式キャラクター「まなりくん」のプロデュースなど、本学学生も20名が運営スタッフやボランティアとして様々なお手伝いを行いました。地域との交流を深めながら多くのお子様たちにお楽しみいただき、笑顔と歓声があふれる一日になりました。

シュラホールには、今春に市役所観光課も移転し、現在、新たな古墳観光の拠点としてハード・ソフト両面での整備が進められています。藤井寺や羽曳野では、今年度も様々な場所で地域活性化イベントが予定されており、天野ゼミでは官民と積極的に関わりながら、地域活性化と起業について体験的に学んでいくことで、地域で活躍するリーダーの育成や、起業家の輩出を目指します。

天野ゼミからの、もずふる公式ページへの応援メッセージ動画はこちら。

https://fb.watch/epGPc-8uKu/

 

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