天野ゼミ(3年)産学連携活動報告 羽曳野ご当地グルメとキッチンカーでの起業
2022年6月16日
経営学科 天野ゼミでは、羽曳野・藤井寺を舞台とした様々な産学官連携や、地域活性化・まちづくり活動、そして地域での起業プロジェクトに取り組んでいます。
6月7日の第8回ゼミでは、羽曳野市の外環国道170号、西浦地区にある自動車整備工場兼カフェの「Nowork Motor&Café」を訪問しました。西浦地区は急速に開発が進み、今春オープンした複合施設「リピカ羽曳野」をはじめ、農地から商業スポットへと姿を変えつつある注目のエリアです。
今回の特別講義のテーマは「羽曳野ご当地グルメ・羽曳野バーガーの開発とキッチンカーによる起業」です。
担当の天野教授からハンバーガーの発祥や日本上陸の歴史についての講義に続いて、「羽曳野ご当地カフェ・ビッキーノ」の桑野将二郎代表から話を伺いました。桑野代表は、大学卒業後、大手の出版・広告代理店勤務を経て、現在は各種講師、ライターやカメラマンであるとともに、長年の趣味である旧車の販売や整備を行いながら、食事も提供する「Nowork Motor&Café」を2017年に開業、マスターとして出身地である羽曳野をベースに多様な活動を行っています。
桑野代表の目指す所は、ご当地バーガーで羽曳野市の伝統食材、豊かな自然や歴史を全国に拡散し、羽曳野の活性化、観光振興を実現することです。コロナ禍で苦しむ飲食店の支援策として、羽曳野キッチンカープロジェクトを企画され、市役所ともタイアップしながら、市内外のキッチンカー事業者の市役所内や市内各地の公園、事業所での出店企画も進めておられます。
桑野代表からは、故郷・羽曳野への想いとともに、若者たちには自分の好きなこと、おもしろいことを追求しながら、様々な人とのつながりを大切にし、いろいろなアンテナを張り、失敗を恐れず様々なぶっ飛んだ挑戦を行うことで、自分らしい生き方を実現してほしいとのメッセージがありました。また、キッチンカーの建造や、運営についてのお話も伺うことができました。
肉と野菜と果物の街、羽曳野のご当地グルメ・食材としては、油かす(ホルモンかす)、かすうどんが有名ですが、もうひとつ忘れてはならないのが、「さいぼし」です。さいぼしとは馬肉の燻製です。羽曳野市向野の国産牛肉、碓井地区の碓井えんどう、誉田地区のいちじく、駒ヶ谷地区のワインを織り込んだバンズ(パン)、そしてトマトやレタスなど、羽曳野の農産物を組み合わせて研究と試作を繰り返して誕生したのが「はびきのバーガー」です。
はびきのバーガーは、ベーコンのように炙ってカリカリになったさいぼし、いちじくジャムの甘味あるソースなど、口に入れた瞬間に、甘みと旨味が口に広がる絶品に仕上がっています。
天野ゼミの学生1名はキッチンカーでの起業のため、現在車両を制作中です。キッチンカーの経営ノウハウやメニューについて、地域の方のアドバイスを受けながら、ゼミでも皆で協力し、夏休みの開業を目指して準備を行っています。状況を随時報告していきますので、ご期待ください。
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