地域活性化概論 〜岡田 一樹(おかだ かずき)藤井寺市長による特別講義を実施〜



本学では、全学部の学生が受講できる共通教育科目として、「地域活性化概論」を開講しています。地域の活性化や、大学の立地する羽曳野市や、最寄り駅として多くの学生が利用する藤井寺市の歴史、産業、社会、まちづくり、多様なその他地域の事例などについて学び、郷土についての思いや関心を高め、将来、公務員、起業家、市民リーダーとして地域を舞台に活躍する人材を輩出することをめざしています。

昨年度に引き続き、今年度の第7回目の授業では、藤井寺市の岡田一樹(おかだ かずき)市長にお越しいただき、「藤井寺市のまちづくり」と題して特別講義をしていただきました。

 
 
生まれも育ちも藤井寺である岡田市長は、大学を卒業後、大手流通企業でファッションバイヤーとして勤務しておられました。その後、家業である藤井寺駅前北商店街の茶店を引き継ぎ、商店街やまちづくり協議会のリーダーを務める中で、令和元年に藤井寺市長選挙に立候補し、初当選されました。岡田市長は藤井寺市初の役所出身ではない、民間出身の市長として「市民目線での市政」、「藤井寺の未来はみんなでつくる」、「市の政策を伝えるから伝わるに変わる」をモットーに、大阪府市長会の副会長として、また八尾空港から富田林に至る道路の整備促進協議会会長など、市の枠を超えて精力的に取り組んでおられます。

 
 
岡田市長の政策である「5つのK:K1風通し、K2 子育て、K3 観光・活気、K4 健康、K5 危機管理」について、それぞれ取り組み内容をご説明いただきました。そして、本学学生に対して、カーボンニュートラル、市の観光振興、危機管理などについて、具体的なアイディアの提案依頼がありました。

 

最後に、学生のみなさんへ伝えたい事として、「新しい社会変革の担い手としての期待と、そのために①「まずはやってみる」というチャレンジ精神、②いろいろな視点で関連することを調べる、③固定観念にとらわれない柔軟な発想、④日頃から協力しあえる仲間をつくる、つながる力をつくり、失敗を恐れず全力で取り組んでいってほしい」とのメッセージをいただきました。 

 

 ▲岡田藤井寺市長と須原学長
(写真右:岡田藤井寺市長と須原学長)

藤井寺市長の特別講義を受講した学生たちの感想の一部を下記に紹介します。

  • 市長をしている人はみんな笑顔だし、話し方が優しいので、まちの人たちがとても意見を出しやすそうだなと思いました。
  • 今日は、岡田市長の熱い話しを聞けて本当によかった。学生のうちに失敗を恐れず、全力で色々なことに取り組むことが大切だと感じた。先週に引き続き市長のお話を聞いたが、お二人とも市を良くしたいと思う思いは同じなんだと思いました。
  • 今回の授業で自分たちができる課題などが出されているので、自分は何をすればよいのかということがとてもわかりやすかったです。
  • 失敗してもそれを糧に努力して成長すればそれは良い失敗なので、いろんなことにドンドンチャレンジして自分の力に変えていきたいと思います。
  • チャレンジ精神、いろんな視点、柔軟な発想、つながる力を身につけたいと思いました。
  • 藤井寺市は観光するところが多いということがわかりました。観光サイトや音声ガイドを使って、気軽に楽しめそうなので、長期休みに友人と観光したいと思います。
  • イソップ物語の例がすごく興味深く感じました。私は3人目の人のように、仕事への取組み姿勢を身につけようと思います。
  • 今回のお話を聞いて、藤井寺に対して強く親近感を感じました。岡田市長さん、お話をありがとうございました。

等々

四天王寺大学は今後も地域と社会の発展に貢献できる人材の育成に努めてまいります。

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