経営者・ビジネスパーソンから仕事のリアルを聞こう!
2022年1月25日
経営学部では、ビジネスの第一線で活躍されている経営者やビジネスパーソンから仕事に関するお話を、直接聞くことのできる「実学マネジメント論」という授業を設けています。この授業は、授業を担当する教員の他に、講師としてビジネス社会で活躍されるビジネスパーソンをお招きしてリアルな仕事のことを講義いただきます。今回はこの授業について紹介します。
学生のみなさんが大学を卒業した後は、公務員・会社員・専門職など、社会人として生きていくための仕事に就くことになります。大学生の間に、世の中にはどのような仕事があり、自分は何に向いていて、何をして生きていきたいのかを考える必要があります。
「仕事をする」とは具体的に、何をするのでしょうか?
業界や業種、職種によっても全く異なります。家族や先輩、先生に聞いても、その人の経験した仕事しか分からないのです。すべての仕事を知っているはずがありません。また、普段の生活の中で目にする業種、会社、職種はごく一部です。
そのような不安やお悩みに応えるべく、経営学部の「実学マネジメント論」では様々な業界の起業家、管理職から若手社員、女性経営者など、多様なビジネスパーソンをお招きし、業界の事情や、毎日の仕事、人生観、これまでの成功や失敗などについて、直接お話を聞き、意見交換しています。
前半5回は本学の教員から推薦のあった大企業から地域の企業、郵便局、税務署や消防などの公務員の方に来て頂き、後半5回は経済産業省・近畿経済産業省の推薦による様々な賞を受賞した優良中小企業を招聘しました。
▲「おくさま印」で知られる松原市の米穀販売大手「幸南食糧」の川西孝彦社長から、日本の米文化や6次産業化への挑戦についてお話いただきました。写真右は食品研究センターからのオンライン中継の様子。
▲八尾市の「うんこちゃんの家具屋さん」抱腹絶倒の起業にまつわるお話。この授業を受講していた本学卒業生の堂さんも登壇しました。
▲柏原羽曳野藤井寺消防組合、土手内消防長からは、市民の安全と安心を守るための命をかけて取り組む消防官の仕事についてお話いただきました。
▲山本光学(SWANS)は世界の一流アスリートに信頼されるスポーツ用ゴーグルのトップメーカーです。写真左は授業終了技に五輪選手の水泳ゴーグルを試着する様子。
▲白ハト食品工業は「いも」「たこ」「なんきん」を事業ドメインとする大学いものトップブランド。「らぽっぽ」や「くくる」を展開。
皆さんが名前を聞いたことがない会社や、馴染みのない業種でも、優れたビジネスモデルを持ち、働き甲斐のある優良企業はたくさんあります。「実学マネジメント論」は就職活動時の会社説明会とは異なり、採用とは直結しないので、業界事情や仕事の内容に加え、給与や処遇、休暇や残業などの労働条件等についても気軽に質問できます。講師から名刺をいただき、直接連絡して、インターンシップに参加し、内定をいただく学生も毎年のようにいます。
「実学マネジメント論」で扱う業界や講師は毎年異なります。2年連続して受講することで、より多くの業界や企業を知ることもできます。本学の卒業生である若手社員が登壇する機会もあり、後輩である在学生たちに仕事の楽しさを語ってくださいます。「実学マネジメント論」は学年、学部の枠を超え、多くの受講生が参加する人気授業です。新しい出会いや発見を通じて、将来をつかむきっかけとなることを期待しています。
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