ビジコン入賞者の起業具体化に向けての支援がスタート!



経営学科では、毎年、新商品やサービス、ビジネスモデルの革新、アプリ、公共政策について、アィディアを競い合うビジネスプランコンテストを実施、優秀作品を選定し、表彰しています

第7回IBUビジネスプランコンテスト〜コロナを超えて、出でよ、未来の起業家たち〜

単にコンテストや起業家精神の学習で終わるのではなく、授業との連携の下、在学中、卒業時あるいは将来、独立起業したり、経営者をめざしたい学生を募り、学生同士の横のつながり、先輩起業家やメンター(支援者)とのマッチング、資金調達の検討などの事業の具体化に向けての支援を行なうことで、起業家の育成、輩出をめざすことが特徴です。

 

今回は、年初の最終審査で特別賞を受賞した、経営学科4年生の長福さん、福岡さん、優勝した経営学科3年生の川端さん、準優勝の日本学科2年生の矢田さんのプランについて、実現、具体化に向けての検討と支援会議をあべのハルカスキャンパスにて実施しました。

支援会議にはメンター・先輩起業家として、関西ベンチャー学会から、本学でディスプレイプランニングの非常勤講師を務める河野万里子先生(色彩舎)、経営コンサルティング論の上田真士先生(ミッションラーニング)、および企業でのマーケティングやブランド構築の専門家である桃谷修司先生(顧客価値共創堂)など第一線のコンサルタントに参加いただき、担当者(天野)をコーディネーターとして検討会を行いました。

 

長福さんと福岡さんのプランは、マンション管理組合・オーナー向け家電シェアリングエコノミー「ハンドレント」です。今回の会議では、主にオーナーや不動産屋向けの空室対策として行なう方向性が提案されました。2名は本年春の大学を卒業し、近日の会社設立と事業開始を目指して、具体化を進めていくことになりました。まずはアルバイトをしながら、全体スケジュールと、金融機関からの融資を受けるための事業計画書の作成をめざします。

 

川端さんのプランは弁護士紹介アプリ「お気楽JUDGE」です。在庫などの金銭的なリスクや投資リスクがないものである一方、仕組みづくりとして、既存の弁護士ドットコムなどの事業とどう差別化し、使いやすくしていくかという計画や、新人弁護士の経験の場としての活用も出ました。今後、弁護士事務所からのヒアリングなど、ニーズ調査も行って行くことになりました。

 

矢田さんのプランはアバターが遠隔でミュージアムをまわり、作品を鑑賞できる「みゅーてれ」です。コロナで観客がいなくなった美術館・博物館の入場料収入の確保や、再開後の集客支援を行うとともに、子どもたちに美術に関心を持ってもらうきっかけを提供するもので、まずは1つの施設で試験実施し、そのプラットフォームを改良、検討していくという提案がなされました。そして会議の終了後、本学の卒業生が勤務するインターネットメディア企業ジェイ・ライン株式会社を訪問、野上社長にビジネスプランの提案を行い、アドバイスをいただきました。

卒業生も含め、学生の起業プロジェクトについては、関西ベンチャー学会はじめ、様々なネットワークを通じて、定期的に創業までバックアップを行なっていきます。

柔軟な発想と行動力のある学生・若者の起業により、コロナで閉塞する日本社会に、変化のきっかけと新たなイノベーションをもたらすことが期待されます。そして、お金はなくても、夢を語り、それに向かい必死に努力する若者の姿と熱意を人は支えてくれます。組織への就職だけが大学卒業後の出口ではありません。みなさんも経営学部で学生起業家をめざしてみませんか。

 

【関連リンク】

→経営学部の学びについてはこちら

→学科ブログ:第7回IBUビジネスプランコンテスト結果

→関西ベンチャー学会

→色彩舎

→ミッションラーニング

→顧客価値共創堂

ジェイ・ライン株式会社

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