経営学部オールインターンシップ -コロナに負けず頑張っています!-



 経営学部企業経営専攻では、3年次の夏休みに学生全員がさまざまな企業で就業体験をするオールインターンシッププログラムを実施しています。

 インターンシップは、学生時代にできるだけ多く社会との関わりを持ちながらさまざまな就業体験を通して、「将来どのような働き方をしたいのか」をしっかり考え、社会で求められる人材について知る機会となります。

 本年度はコロナウイルス感染症の蔓延により、インターンシップ自体を中止にする大学や企業が多く、インターンシップの実施は危ぶまれましたが、受け入れていただく企業様のご支援・ご協力によって実現することができています。本年度のインターンシップでは、夏学期の間、リモート授業でコツコツ準備を進めるとともに、体調管理をはじめとして、いつも以上に十分な準備を行い、協議を重ね、慎重に判断して取り組むこととなりました。事前準備としての体調管理では、インターンシップ最終授業から、「検温、体調に変化はないか、アルバイトの実施状況、日々の行動」などに関する管理シートに毎日記入し、コロナウイルスに感染しない生活を心がけるところから、本年度のインターンシップは始まりました。

 企業経営専攻3年生を対象とした授業としての「全員参加型のインターンシップ」プログラムは、2年生の「キャリア演習」授業でビジネスマナーを学ぶところから始まります。3年生になったら「インターンシップ」授業として、ビジネスマナーの復習、ビジネス実務マナー検定試験の受験、インターンシップ受入れ企業のマッチングなどがあります。本年度はビジネス実務マナー検定試験がコロナウイルスの影響で中止となり、授業としては、検定試験の受験が課題として残っていますが、秋に実施される検定試験で、全員合格をめざします。

 以上のように準備を重ね、いよいよインターンシップ本番が始まります。

 本学部のオールインターンシップは、経営学部独自で展開しているインターンシップを体験するクラスと大阪労働協会※と連携したインターンシップを体験するクラスがあり、後者についてはインターンシップの前後に事前研修と事後研修が実施されます。

 

今回は事前研修の様子を紹介します。

 事前研修は、実習先で何をするのか、何を学ぶかという見えない不安をクリアにして、スムーズに実習先に行くための準備であることから対面で行いました。

 8月1日(金)・20日(木)、最高気温が体温を超える時期に、インターンシップを第1クール、第2クールに分け、「事前研修」を実施しました。今年度の研修は、従来のグループワーク中心ではなく、ソーシャルディスタンスを意識したプログラムで、個人ワークとして深く考える時間を多くとりました。学生たちは、真剣な面持ちで耳を傾け、熱心にメモを取りながら受講していました。

 わかっていることですが、「学生と社会人の違い」を再確認した後、普段の授業を思い出しながら企業のしくみも確認し、実践で求められるビジネスマナーを復習しました。就職活動を意識した体験にできるように、インターンシップの目的も明確にしました。

 「学生と社会人の違い」については、
ひとり一人が、「求められるもの」「評価基準」「責任」「対人関係」等について考えました。社会人と学生は、当然色々な点で異なるということは分かっていても、これまで気づいてなかった社会人の仕事に向かう姿勢などについての気付きもあり、インターンシップに参加する姿勢が固まったようでした。

 

 企業の仕組みを理解するワークでは、「B To B」「B To C」を基に、
「取引相手」「知名度」「取引単価」「購入決定者」等の基本となる項目別に分析しました。

 経営学部では1年生から、経営学の基本である「経営学基礎」や「マーケティング」を履修し、顧客、取引先を中心にした分析なども多様に学んでいます。

 インターンシップでは、これまでの教室での学びを現場となる実習先の企業様を通して、
様々なケースを多様な事例として学ぶことができます。

 

 ビジネスマナーでは、やってしまいがちな「NG」マナーを考えました。

 「足を組む」「寝ぐせ・服のしわがある」などの基本中の基本に気を付け、「挨拶は自分からする」「返事は笑顔でする」など、絶対に気をつけるべきところができているか、改めてチェックしました。

 仕事をするためには、ホウ・レン・ソウ(報告、連絡、相談)が重要であることも確認しました。

 実際にインターンシップ先の企業へ電話をかけ、インターンシップでお世話になる挨拶と簡単な自己紹介をしました。必要になるものなども確認し、インターンシップの準備が完了です。さあ、心も身だしなみも整えてインターンシップ本番に臨みます!

 

 夏季休暇中に実施する本プログラムは、経営学部教員、本学のキャリアセンター、大阪労働協会が連携して学生をサポートし、従来のインターンシップ先企業も合わせた約50社で、学生たちはそれぞれ就業体験をします。

 

このブログでは、引き続き事後研修会の模様や
学生たちのインターンシップでの体験や学びについて
ご紹介する予定です。
今後もぜひご期待ください!

 

※大阪労働協会とは、昭和21年に財団法人大阪労働協会として設立された団体で、現在は、勤労者福祉を増進するため、エル・おおさか(大阪府立労働センター)の管理運営業務をはじめ、労働関係講座、文化事業、労働センター南館運営事業、人材開発事業等を行っている一般財団法人です。就活支援として、OSAKAジョブフェアや多様なインターンシップの支援活動なども行っています。

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