藤井寺市の岡田一樹市長に「地域活性化概論」の授業でご講演いただきました



 6月19日(水)に藤井寺市の岡田一樹市長にご来学いただき、「地域活性化概論」の科目で特別講義をしていただきました。

 

 岡田市長は、藤井寺市出身で、商店街の老舗茶舗の店主であり、長年、藤井寺駅周辺まちづくり協議会の会長、消防団や農業委員会、商工会、保護司として活躍された後、今春の市長選挙で初当選を果たし、2019年5月から新市長に就任されました。

 岩尾洋学長とのご挨拶のあと、ユネスコ世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」のまち、藤井寺の現状とまちづくりについて、約150名の受講生・教員に語っていただきました。

 

新市長の打ち出される藤井寺の新しい方向性は以下の3点です。

1点目は、「風通しの良い市政を市民目線で実行」すること

2点目は、「子育てをするなら藤井寺と言われるまちを実現」すること

3点目は、「観光資源を活かしたまちのにぎわいを創出」すること

 

 SNSの活用等による市の取り組みの配信、市民の声の市政への反映、小中学校の耐震化やエアコン、洋式トイレ設置など快適な子育て施設の充実、待機児童の解消、藤井寺市の魅力を全国に発信する各種イベント、アイセルシュラホールのシンボル施設としての有効活用、観光集客施設の整備など、これからの新しい藤井寺を方向づける様々な具体策が提案されました。

 

 また、藤井寺市役所人事課長・村本匡成氏から、藤井寺市役所の多岐にわたる仕事の内容や、求められる人材像について、ご説明いただくとともに、意欲あふれる多くの学生に市役所職員をめざしてほしいとのメッセージがありました。

 ユネスコの世界遺産登録も正式決定し、さらに、2020年オリンピックの聖火リレーも藤井寺・羽曳野の古墳群を通過することが決定しました。現在、藤井寺・羽曳野に内外から注目が集まっています。

 本学では、藤井寺市、羽曳野市のそれぞれの市役所、商工会と包括的連携協定を締結し、産業、福祉、教育、観光など、様々な分野での産官学の連携による各種のプロジェクトを進め、地域の魅力向上や活性化に向け取り組んでいます。これらは、「地域連携COCOROEプロジェクト」と位置付けられ、授業カリキュラムにおいて、全学部の学生が履修できる、「地域活性化概論」「地域連携インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」などの実践型授業を毎年開講しています。

 近年、地域と個人とのつながりが希薄化する傾向にありますが、経営学部では、授業やその他活動を通して、学生の地域市民としての自覚を高め、将来、公務、民間など、様々な立場からまちづくりや地域活性化に取り組むリーダーの育成をめざしています。

 

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