世界遺産を知り、百舌鳥・古市古墳群を学ぶ「地域活性化概論」!
2019年6月14日
5月22日(水)に、百舌鳥・古市古墳群 世界文化遺産 登録推進本部会議事務局の大阪府教育庁文化財保護課 福田 英人氏にご来学いただき、「地域活性化概論」において特別講義をしていただきました。
皆さん、世界遺産は何種類あるか知っていますか?
実は、動植物の自生地や自然景観などの自然遺産。
記念物・建造物群・遺跡など人が作り上げたものなどの文化遺産。
そして自然遺産と文化遺産の両方をあわせ持つ遺産の複合遺産。
三種類あるのです!
近畿圏に世界遺産は奈良県の法隆寺、兵庫県の姫路城など5件ありますが、大阪には一つもありませんでした。
しかし!!!!!
今回、百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録されることで大阪に初めて世界遺産が!!!
百舌鳥・古市古墳群とは堺市の百舌鳥エリア、羽曳野市・藤井寺市の古市エリアの2つのエリアからなる古墳時代の王たちの墳墓です。
百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に選ばれたのには、 3つの特徴 があったからです。
- 4km四方という範囲に多種多様な古墳が100基以上密集して存在すること。
- 両エリアとも古墳群の中に前方後円墳・帆立貝形墳・円墳・方墳の4つの形式の古墳があること。
- 埴輪や葺石などで飾り立てた墳丘で入念な葬送儀礼が行われたこと。
百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に登録されるにあたって、地域では様々な取り組みが行われています。
来訪者のタイプに合わせて、レンタサイクルを用いた周遊ルート案の作成を行ったり、百舌鳥古墳を見渡せる展望ロビーの開放、古墳に関する説明版の設置を行うなどの取り組みが行っています。
また、海外から来訪者に対してホームページやリーフレットの多言語化や、地元3市において観光ボランティアの方々がガイドなどを行っています。
最後の質疑応答では、観光地として駐車場やトイレといった設備の整備が不十分であるといった課題や、新しい取り組みとして若い世代のアイデアなど、どんどん意見を募りたいとの回答がありました。
▼学生広報スタッフ ~編集後記~
経営学科では、経営学はもちろん四天王寺大学がある地域の活性化にどう貢献できるのかを考える授業もたくさんあることを知りました。ボランティアの機会があれば、参加したいと思いました。
- 取材・撮影:みずほ
- 取材・撮影:あやこ
- 取材・記事作成:みくる
【関連リンク】
#古墳がすぐそこ

