天野ゼミ:台湾への海外ゼミ研修卒業旅行を実施しました!<後編>



 <後編:3日目 市内中心部の再開発を調査しました!> 

 今回は、2月25日にアップしている卒業ゼミ旅行の続きです。

 最終日の3日目、午前は台湾の歴史を学ぶということで、1980年に建設された、中華民国初代総統である蒋介石の博物館・追悼施設である中正紀念堂を訪問しました。「中正」とは蒋介石の本名です。内部には巨大なブロンズ像があり、毎正時に衛兵の交代式が行われ、また歴史的な写真のパネル、公用車のキャデラックをはじめとする愛用の遺物や執務室の復元を見ることができました。


 午後からは、「松山文創園区」を見学しました。日本統治下時代の1937年に建設され、1998年に創業中止し閉鎖、以後、廃墟となっていた市内の広大なタバコ工場を政府が2001年に史跡に指定し、歴史的建造物として保全するとともに、書店・百貨店を核とした誠品グループにより、観光、文化スポットとしてリノベーションが行われたものです。現代アート美術館を核に、「ちびまる子ちゃん」や「すみっコぐらし」などの子ども向けの特別展も今回行われており、家族連れでにぎわいを見せていました。隣地にはアジア最大の台北アリーナも建設中で、園区のみならず、寂れていた周辺区域全体が活気づいておしゃれに変身しています。

 

 参加者中、1名を除き台湾が初めてで、また海外に行くのが初体験の学生もいました。

 学生たちは下記のとおり、様々に学んでくれたようでした。

  • 濃密な3日間で、仲間との忘れられない絆が深まりました。建築物の日本との違いや古いものを活かしたお洒落なリフォームも興味深かったです」
    ゼミ長の中谷颯真さん(就職先:住宅関連会社に決定)

  • 「都市のリノベーションと、魅力の向上が、日本とは違う規模感とスピードで進んでいくところや、様々な工夫に感心しました。将来の仕事のヒントにもなると思います」
    五十殿拓さん(就職先:不動産ディベロッパーに決定)

  • 初の海外でしたが、日本の様々なチェーン店が独自の工夫を加えて進出していること、そして屋台の独特の食べ物にも衝撃を受けました。先生の様々な解説が面白かったです」
    荒瀬翔吾さん(就職先;外食関連に決定)

 卒業を間近に控え、仲間としての絆がさらに深まった思い出のゼミ研修卒業旅行になりました。これをきっかけに、海外に関心を持ち、グローバル社会で活躍するビジネスパーソンとして大きく羽ばたき成長していくことを期待しています。海外に関心のある学生は、ぜひ天野ゼミでゼミ旅行を企画しましょう!

 

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