第1回道明寺歴史まつり 〜学生、教員もボランティアで活躍~
2017年5月10日
「第1回道明寺歴史まつり」が5月4日(みどりの日)に道明寺まちづくり協議会により開催されました。昨年度まで開催されてきた「道明寺合戦まつり」を時代の枠を広げてリニューアルしたものです。
本年は、IBUから4名の学生と1名の教員がボランティアとしてその企画運営に参加しました。
朝のスタートは歴史行列から。修羅を使い古墳が造営された古墳時代、井真成が留学した奈良時代、菅原道真の平安時代、真田幸村の戦国時代など、時代別に仮装した約100人の歴史コスプレイヤーが、藤井寺市役所を出発し、勝どきをあげながら、藤井寺駅を経由し、電車で道明寺へと向かいました。
道明寺駅では、藤井寺市のゆるキャラ「まなりくん(井真成)」、羽曳野市の「タケルくん(ヤマトタケル)」、太子町の「たいしくん(聖徳太子)」、兵庫県加西市の「またべえくん(後藤又兵衛)」も合流し、道明寺天満宮まで商店街を抜けて行進、天満宮に参拝し、安全祈願を行ないました。
続いて、ダンスステージやゆるキャラ、登り窯の除幕式、仮装大賞、合戦体験、ライブなど様々な楽しいイベントが実施されました。
メインイベントの一つである仮装大賞では、まちづくり協議会リーダーの篠田朋弘氏が「偽ザビエル」、本学の天野了一准教授が「怪しいアラブ人」に扮し、抱腹絶倒のコントを披露(ちょっと練習不足でスベりましたが)した後、地域の可愛らしい子供達が「恋ダンス」を踊り、喝采を浴び、「チョーヤ梅酒賞」に輝きました。
時代まつり終了後、本学ボランティアメンバー全員で、道明寺商店街の惣菜弁当店「Sai deri & eat」を訪問し、祭りへの期待やお店づくりの話を聞いた後、土師ノ里エリアに散歩がてら移動し、仲津姫陵古墳を経て、鍋塚古墳に登り見学しました。夜は、土師ノ里の古い長屋・文化住宅の持ち味を活かしながら、女性を意識した高感度ショップ街へとリノベーションを行っている「里庭の箱」プロジェクトについてオーナーからお話を伺いながら、洒落た手料理に舌鼓を打ちました。
商店街の活性化のための活動に関心があり、初めて参加した経営学科1年生の江川航さんは、「参加者の受付など、最初はドキドキでしたが、行列の案内誘導、まなりくんのお世話など、楽しさにハマってしまい、また次回も是非参加したいと思いました。授業で出てきた古墳やお店、イベントなどが現実に見られるのが面白かったです」と楽しく話してくれました。
経営学科2年生の朝日小百合さんからは、「ハロウィン、宮小屋などの藤井寺の街づくりイベントにこれまで参加してきました。今回はまなりくんの世話や、パレードの案内を担当し、自分が主体的に動くことで、地域の人の思いに少しでも貢献できるようになってきたこと、特に小さい子どもたちに喜んでもらえることに楽しさを感じています」。
社会学科4年生の森竜哉さんからは「地域活性化概論の授業をきっかけに初めて参加しました。今回は現場で音響チームのスタッフとして、YouTubeでの中継を担当しました。地域の活性化に貢献できるような仕事をしたいと考えており、今回プロジェクトの流れや現場を体験し、また地域の人の思いに直接触れたことは、就活を行く方向性に大きな示唆となりました。もっと早くからこのような活動を知りたかったです」。
日本学科4年生の川本藍さんからは「学生ながら、藤井寺の様々な団体やイベントにスタッフとして関わらせて頂いたことが、自分にとって大きな力と自信になっています。学校以外で、様々な社会の人とのつながりが広がっていくことも実感しています。学生時代も残り僅かですが、全力で様々な企画に取り組んでいき、将来につなげたいと思います」、との感想がありました。
これからも四天王寺大学では、学生、教職員が連携しながら地域活動に取り組んで行きます。現場でボランティアや街づくりの企画など、いろいろやってみたい学生は地域連携担当に声をかけてください。もちろん仮装をしたい人や、まなりくんの活動をしたい人も大歓迎です。

