老年看護学領域「課題研究」ゼミ &「療養生活支援技術演習Ⅱ」



老年看護学の領域では、地域や病院、施設で生活する高齢者と家族の支援のあり方を学びます。今回は、4年生と3年生の授業のことをお伝えしようと思います。

看護学部では4年生になると学生がそれぞれ希望する領域で課題研究を行います。今年度の老年看護学領域では10名の学生がゼミ生となりました。今回は、ゼミの様子をご紹介したいと思います。

ゼミは始まったばかりで、具体的にどのように卒業にむけての研究をおこなっていくのかがイメージがつかないと思います。そこで、今回は老年看護学のゼミ生で「抄読会」を行いました。それぞれ現在関心がある研究テーマについてしっかりと文献を読み込み、その内容について発表し、意見交換の場をもちました。

次は、3年生の演習についてご紹介いたします。3年生は冬学期から始まる領域実習にむけて演習の授業を受けています。

療養生活支援技術演習Ⅱでは、高齢者看護の実践能力を養うために演習を行っています。今回は、肺炎患者の看護について演習をいたしました。実習受け持ち初日という設定で行いました。

呼吸苦と倦怠感で苦しんでいる肺炎患者さんから必要な情報を収集し、得た情報から患者の状態をアセスメントするという演習内容でした。

教員が肺炎患者役となり、演習を行いました。教員は咳をする姿や返答内容など、リアルな肺炎患者役に徹しました。

授業後の学生の感想では、「机上では肺炎患者の観察の視点についてしっかりと学んでいたが、実際に病気の患者さんを前にしたとき、何を優先して情報を患者さんから得ていくのかを再考するきっかけになった」という意見が多く聞かれました。学生にとって、呼吸苦があり苦しむ患者に対してどのような声をかければよいのか、患者の状態をアセスメントするためにはどのような情報が必要なのかを考えるきっかけになったようです。

以上、3年生の演習風景のご紹介でした。

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