地域に学ぶ!共に楽しむ!~精神保健福祉士をめざして~
2015年9月10日
精神保健福祉論Ⅱの学外学習では、精神障がいの方の生活の実際や生活支援について学ぶことを目的に、
学生7名が大阪市城東区にあるウィング(社会福祉法人そよ風)に伺いました。
ウィングは障害者総合支援法に基づく就労継続支援B型事業と生活介護事業の多機能型事業所で、
精神障がいのある利用者の方々がお弁当作りや内職作業を行っています。
午前中は、利用者の方に学生が教えてもらいながら、昼食の海苔巻を巻いたり、内職作業を体験したりしました。
内職作業 昼食づくり 海苔巻完成!
お昼休みには利用者の方とトランプをしている学生もいました。
午後は、交流会ということで、ジェスチャーゲームや絵しりとりなどのゲームをして過ごしました。
その後、利用者の方やスタッフの方への質問の時間を設けさせていただき、
病気のこと、薬の副作用のことなど精神障がいの方の生活のしづらさや精神保健福祉における支援について学びました。
夕方はグループホーム「からたち」を見学させていただき、生活の実際について話を伺いました。
◆学生の学習記録◆
・作業や調理も利用者さんが自分のペースで行っていた。みんな気さくで、話していても笑顔がたえない雰囲気だと感じた。
・初めは不安があったが、実際に調理や作業を精神障がいの方と一緒にすることができ、楽しかった。話しかけてもらう場面もあり、うれしかった。
・いくら授業で勉強したとしても、実際にふれあい、話し合い、体験してみなければ、偏見はなくならないと感じた。
・利用者さんの笑顔や何気ない会話が、精神障がいは怖いという私自身の考えに変化を与えてくれたように思う。
・最初は就労のために作業を一生懸命やっていると考えていたが、楽しみにもなっていると学んだ。施設も利用者が安心して暮らしが豊かになるように考えていると感じた。
・利用者さんの話を聞かせてもらうと、事業所に通って良かったという声が多く、改めて、事業所の大切さ、必要性を感じることができた。
・生活での辛かったことや副作用の体験談を聞いて、見えない所で、様々な生活のしづらさを感じていることを知った。
・「精神保健福祉士を目指していいのだろうか」と不安が多かったが、「精神障がいがある人ではなく、一人の人としてとらえること」「精神障がいを持つ人と関わること」をもっと大切にしたいと思った。
・同じ病名・障がいでも一人一人違うので、利用者に合った距離感や伝え方が大切と学んだ。
多くの気づきがある充実した一日でした!!

